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メディアビジネス、日米をかけて - 山脇智志氏(キャスタリア株式会社 代表取締役社長)
by TARO MATSUMURA - 2009.10.17 14:39
- 13:11 本日の講師は山脇智志さん。キャスタリア株式会社代表取締役社長。山脇さんの人生のタイムラインに沿って、メディアビジネスについて俯瞰します。
- 13:13 山脇:「メディア」と「メディアビジネス」の違いは、お金についての話題があるかどうか。誰でも勝てるし、だれでも敗れ去る可能性がある。最前線というのはそれが頻繁に起きている場所。経験から含めてお話したい。
- 13:14 山脇:キャスタリアについて。インターネットをツールとして、学習を提供していく会社。現在はこの仕事をしているが、ここに至るまでの話をしていきたい。
- 13:16 山脇:Tokyo Part 1。東京に出てきて大学に行きながらアルバイトを探したときに、英語の通信教育の会社、アカデミー出版という会社に入った。最近はメグ・ライアンの英語レッスンで有名。DRIPPYなども有名。
- 13:17 山脇:ものすごい量の広告を打ち、効果が薄い広告下30%をカットする。GEがやっていた戦略だった。英語教材ビジネスで見られるメディアビジネスはなにか?紹介します。
- 13:19 山脇:初級コースを例に。1日1000人くらい申し込みがあり、入会と初回の教材が4000円。だいたい1カ月10%ずつ脱落していく。それでも、1日の売り上げは2868万円。ほかに中級、上級、最上級のコースがあり、数が減っていくとしても、1日4700万円を売り上げる。1か月約1億円。
- 13:22 山脇:(失礼、1カ月10億)。英語のCD教材で年間112億儲かる。原価は約100円。売値4000円。信じられない利益が生まれている。当たれば非常に大きな儲けがある。社長は個人で長者番付35位に入ってくるぐらいだった。
- 13:24 山脇:New York part 2。ニューヨーク市立大学バルク校でゲリラPRとラジオ局経営を学んでいた。PRとはPublic Relations。公共関係性?広報?日本語に正確に訳せない。
- 13:25 山脇:shu uemuraの息子さんとNYで出会ったとき、「PRは情報の共有」だと言っていた。こんなにいい情報があるのだから、みんなで共有しましょうよ、という意味合い。
- 13:28 山脇:電通や博報堂のような広告は資金がなければできないが、PRは元手がなくてもできる。その中でもゲリラPRが夢中になった。例えばドラマ「ソプラノ」というドラマのPRでタクシーのトランクから腕を出した。横断歩道を1本だけ真白くしてキャラクターを張り付けたり。
- 13:31 山脇:法律に違反しているか、と言われたらグレーだが、アイディア次第でいろいろな仕掛けができるのがアメリカ。お金がなくても勝負ができるのがPR。ではビジネスモデルは?報酬、人の価値(コネ)と人の数。人の価値の掛け算が大きければ報酬が高くなる。
- 13:32 山脇:日本では、サニーサイドアップ。中田や北島のPRを取り仕切る。Sex and the CityのサマンサがPR会社の社長。有名人をよく知っていて、一人で勝負ができる格好よさがある。日本に戻ろうかな、と思っていたが、ラジオの勉強も同時にしていた。
- 13:34 山脇:Los Angelsの日本語FM放送へ。ディレクター、放送作家、プロデューサー、広告営業(つまり好きなことをやっていい)という仕事。ただ、どんなにいい仕事、楽しい仕事をしても、経営が大切。経営がしっかりしているところは狭き門なのかもしれない。
- 13:36 山脇:ラジオのビジネスモデルは、広告。TOKYO FMの95%が広告だが、フジテレビは45~50%。電波は国から借りて営業するため、時間制約があり、利益に限界がある。だからフジテレビは映画、イベント、DVDなどをやっている。
- 13:38 山脇:アメリカのラジオ業界は山のようにある。局にフォーマットがあり、クラシックならひたすらクラシック、ロックならロック、ニュースならニュースだけを流す。だからターゲットがはっきりしていて、広告を取りやすくなっている。
- 13:38 山脇:最近アメリカでもデジタルラジオへ移行しつつある。日本ではラジオというメディアが衰退している。
- 13:41 山脇:New York part 2。3か月で帰ってしまった。日本語ビジネス新聞の広告営業+記事執筆をやるようになって、企画広告を作るようになった。例えば飛行機の新規就航したらその年の取材をして、航空会社から広告をもらう。→ 自分のアイディアが売れる。
- 13:43 山脇:新聞は広告と購読。New York Timesは広告8割、購読2割。日本では広告5割、購読5割。日本の新聞は販売所が整備されているため。しかし我々は新聞を読まなくなってきた。新聞社、販売所はどうしよう、というのが現状。アメリカはレイオフの嵐。
- 13:45 山脇:New York Part 3。ネットバブルで最先端のシステムを使ったウェブ会社を作った。企画のときはバブル絶頂、会社ができた時にはバブル崩壊後。大変だった。日本語と英語、WebObjectsを武器にした。例えばAmerican Airlines、ドコモUSA。
- 13:46 山脇:電通とのプレゼンテーションだった。アメリカでは、弱小ベンチャーでも電通に勝てることだってあり得る。「インターネットが停滞することはない」ということに気付いた。ただ、ネットビジネスは浮き沈みがあるんだろうと思った。
- 13:49 山脇:今、新聞とウェブメディアがどうなっているか?2009年Q2で、ネット広告が18%、新聞は縮小、テレビ・雑誌は景気に連動しながらも数を減らしていく。みんなインターネット広告に移ってきている。GDPの回復と連動しているのはネットとラジオだけ。新聞、雑誌は下がり続けている。
- 13:50 山脇さんはtwitterをどう思うか?また広告力はあると思うか? [twicco.jp @kohzu ]
- 13:50 I love NY so I have made this app telling you where you should live in this amazing city http://bit.ly/26416i [twicco.jp @amandsoon ]
- 13:50 山脇:新聞が伝える情報には価値がある。新聞というビジネスがだめになっているだけではないか。
- 13:50 日本でラジオというメディアを繁栄させていくにはどういった策が必要なのか。 [twicco.jp @roadrollerda ]
- 13:50 なぜ、アメリカのラジオ業界は繁栄して日本のラジオ業界は衰退しているのか? 日本のラジオ業界に欠けているのは何なのか? [twicco.jp @terichiki ]
- 13:50 日本ではグレーなことは行われていないのか気になりました。 [twicco.jp @misianora ]
- 13:50 日本ではとてもまねできない芸当でアメリカならではのPRだと思った。 [twicco.jp @terichiki ]
- 13:50 日本でこういったゲリラPRをするとなると、許可がなければ行うことが出来ないのか。又、日本で行うとなるとどういったゲリラPRまで許されるのか。 [twicco.jp @roadrollerda ]
- 13:50 メディアビジネスとは 当たればボロい儲け。 Guerilla PR お金がなくても アイデアで勝負できる 。 考えれば 何でもできることだ。 [twicco.jp @tyoutyoutyou ]
- 13:50 給料どのくらいなんでしょうか? [twicco.jp @Wollest ]
- 13:52 山脇:Tokyo Part 2。この直前、インターネットに出会って以来の衝撃があった。iPod。音楽が大好きだが、iPodは5GB、1000曲入ればいくらでも聞ける。こういうものが流行ったら、音楽以外の音のコンテンツビジネスができないか?その卸業者をやろうかと思った。
- 13:54 山脇:Tokyo Part 3。Education/Learning。みんな大学にいく中で、自分はいけなかった。でも学ぶのをやめてはダメだ、と思った。雑誌、NHKなどを見ていたが、今はインターネットがある。でもモチベーションが違う。ネットで学ぶモチベーションが作れないか?
- 13:56 山脇:castalia.jpというウェブサイトはPodcastで学びを提供するサイトを作った。そしてiPhoneの登場。これは電話じゃなくてコンピュータ。そしてアプリを作ったら、だれでも売ることができる。この中でコンテンツではなく、教育そのもの(方法)を売ろう。
- 13:57 山脇:3年後、メディアビジネスはどうなっているか?自転車のヘルメットの上にiPhoneを乗せて、ヘッドマウントディスプレイで情報を見る。今までのネットや電話の使い方ではなく、情報収集や直接情報発信ができる。
- 14:00 山脇:今のメディアの最大の問題点は、給料、経費などのコストが高すぎる点。今までは本や新聞を買っていたが、デジタルコンテンツにしたら同じ内容でも無料か値下がりする。
- 14:01 山脇:すべてのものが情報で、広告をつけられる。広告が付いていなものにお金を払う世界。フリーペーパーは広告代でまかなっている。ついていなければ150円。今のアメリカの姿が3~5年後の状況に近い。
- 14:02 山脇:Mega CampanyとMicro Campanyしか存在しなくなる。電通やフジテレビではなくGoogleやAppleみたいなところ。そして小さなベンチャー企業がきめ細かくフォローする共存の関係性が出てくる。
- 14:03 山脇:ビジネスのルールも突然変わる。例えば、JALを5年前に誰がつぶれると思っていたか。未来志向で考えていかなければならない。
- 14:04 山脇:Bruno Munari「Progress means simplifying, not complicating.」という言葉がある。進歩は複雑にすることではなく、シンプルにすることだ。時代が進化すれば、どんどんシンプルにならなければならない、と考えている。
- 14:09 Q:日本でのゲリラPRはどこまで許可されるか? 山脇:許可されるまで待っていたら、ゲリラじゃない。法律があるかないか、なかったらゲリラPRとしてはGO。日本ではgooの渋谷ジャック。朝日新聞の駅張り広告に小さな新聞をくっつけていた。
- 14:12 Q:日本のラジオの衰退をどうすればいいか? 山脇:ビジネスが都合の良い数字の上で成り立っている。視聴率は関東圏600件にボックスを置いているが、ラジオの聴取率はメモ帳を渡して書いてもらう調査をしている。今までは良かったが、ラジオを聞いてないことが出稿主にわかってきた。
- 10:13 山脇:ラジオ局の規模が大きすぎることが問題点。テレビは大きくてもしょうがないと思うけれど。
- 14:14 山脇:コミュニティFMのデジタル推進課委員をやっている。大学生もラジオでしゃべりたい、っていうことを求めている。インターネットとラジオの違いは、ラジオは好きな音楽がかけられる。著作権・隣接権の問題でネットでは音楽をかけにくい。
- 14:17 Q:日本人は海外でネットビジネスを成功させられる? 山脇:No but...。実際の状況は、日本人で成功した人はいまだいない。日本の会社も世界で大失敗している。日本はとても豊か。日本人には帰る国、家がある。ハングリー精神が弱いんじゃないか。Citibankのトップはインド人。
- 14:19 Q:情報コストはこれから上がる?下がる? 山脇:情報コストは下がる。ただ、自分が決めるようになる。あまりにニッチなものは買う。そこにブランドやセレブリティがつくものに値段がつく。その2つ。
- 14:22 Q:アプリのビジネスはもうかる?1000人買ったらどうなる? 山脇:もうかるがコストと連動する。社員100人、六本木のオフィスの会社が作ってももうからない。個人、小さなベンチャーなら結構儲かる。
- 14:24 山脇:100円のものが1万本売れれば売り上げ100万円、手元に70万円来る。100円じゃなく200円だったら?10万本だったら?iPhoneアプリは世界3000万人が分母。そんな市場はなかなかなかった。
- 14:28 Q:メディアビジネスに対するアイディアはどう生まれる? 山脇:絶対必要なのは蓄積。なにも材料がない中で新しいものは生まれない。興味や情報をとにかく仕入れ続けること。それをメモすること。忘れるから。後で検索できるようにすること。「当たり前」に物事を考えないこと。
- 14:30 山脇:PRの勉強をしているとき、現実の中のものを自分がPRするとしたら?という仮説を立ててみる。花小金井駅をどう活性化するか?そういう考え方がどこかで役立つ。New Yorkって書いてあるTシャツはなぜ着るか?北越谷なら着る?みたいな。
- 14:58 なんで大学卒業後はニューヨークに行こうと思ったんですか? [twicco.jp @s0711136 ]
- 14:58 どう やって お客様のニーズをわかりますか。 [twicco.jp @tyoutyoutyou ]
- 14:58 見ると聞くの広告の差とは。 [twicco.jp @kohzu ]
- 14:58 ニューヨークのゲリラがとても面白く気になりました。日本も今後そういう自由な国になれないのかなぁと思いました。 [twicco.jp @aaaaiiii ]
- 14:58 今まで見ていなかった人も見るようになり情報が手に入りやすくていいと思いました。 [twicco.jp @s0711206 ]
- 14:58 一つのコンテンツを例えば1000人購入したら、どれだけの利益が出るのか気になった。 [twicco.jp @misianora ]
- 14:58 メディアビジネスは当たればすごい儲けになるけど、はずれたら怖いビジネスなので難しいと思いました。 [twicco.jp @aaaaiiii ]
- 14:58 アイディアはどういう所から生まれるものなのか? [twicco.jp @s0711239 ]
- 14:58 アプリを売れるという話があったが莫大な利益を得られるものなのか? [twicco.jp @s0711239 ]
- 14:58 日本の広告はアメリカより劣っているのか? [twicco.jp @s0711166 ]
- 14:58 広告がないものが金を払う、こういうこと以後は金が安くなる?高くなる? [twicco.jp @li2525 ]
- 14:58 今はインタネットの時代だ。 [twicco.jp @tyoutyoutyou ]
- 14:58 Iphoneはパソコンだと使われるのが多い、将来は携帯電話のメーカー中、皆に一番愛されるかな。 [twicco.jp @li2525 ]
- 14:58 新聞のメディアビジネスが生き残る方法はないのか? [twicco.jp @syannn ]
- 14:58 Ipod MP3は将来ラジオも聞けるだろう。 [twicco.jp @li2525 ]
- 14:58 ipod用ラジオを売るというのは、CDで売るということでしょうか? [twicco.jp @Wollest ]
- 14:58 日本人が海外でインターネットビジネスを成功させる確率は? [twicco.jp @s0711166 ]
- 16:06 NewYork Tシャツの話。 北越谷を知っていたら愛着心?わいて購入すると思う。 [twicco.jp @megane5 ]

山脇智志
1970年鳥取県生まれ、国学院大学卒。英語通信教育会社勤務を経て、その後ニューヨークへ留学。 Radio Pacific Japan(Los Angeles,CA)に勤務しネットとFMラジオのメディアミックスによる番組を制作。その後U.S.Japan Business News Inc.(New York)のマーケティング/セールスディレクターを経て、2000年にBusium Inc.をNew Yorkに設立。 2005年4月より本社移転で東京に移り、ネットでの音声コンテンツ販売事業の担当役員を経て同年11月末同社退社。キャスタリア株式会社 を設立し、同社代表取締役就任。
Author
松村太郎 Taro Matsumura
ジャーナリスト・企画・選曲。慶應義塾大学SFC研究所上席所員(訪問)。ビジネスブレイクスルー大学講師。テクノロジーとライフスタイルの関係を探求。モバイル、ソーシャルラーニング、サステイナビリティ、ノマドがテーマ。近著に『タブレット革命』『スマートフォン新時代』など。 read more & contact
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