REVIEW
Change My Air - tokyotoday sound 2006.09a
by TARO MATSUMURA - 2006.09.22 12:01
2006年9月1日から14日までの、1日1曲のミュージックセレクション。夏休みも終わって心機一転、新学期のスタートです、というのは学生の皆さんばかり。社会人はお盆があけてから重い体にむち打って、何も変わらぬスタートを迎えているかもしれません。けれどもそんなのは気の持ちよう1つで変わるはず。side Aはすこしシリアスなナンバーをそろえて、夏の肌のような気持ちをクールダウンしておきましょう。後半、秋口、ちょっと涼しい気配がしてくると、とたんにファンキーなマインドが向き向きと生まれてくるのは、トーキョーの真ん中にあるなんとなしの空気感。たくさん買い物をして、これからの季節のオシャレの支度をするにはピッタリの気持ちですね。
01. Stress
Jazzinho
Jazzinhoの今年のアルバムから、ミディアムテンポのブラジリアングルーヴで、一夏をふりかえりましょう。リズムがあってもこの声のノビ!ちょっと控えめな太陽だった今年の夏にピッタリ。
02. 過去と現実
Bonnie Pink
春先と秋口にはBonnie Pinkの音楽を聴きたくなる。これは21世紀に入ってからずっと掛かっている僕の症状みたいなものだ。ふわっと現実に引き戻されそうなシリアスさがとてつもない魅力のこの曲を、ベスト盤から。
03. 愛のうた
中塚武
Bonnie Pinkとともに、秋口に聞きたいトラックの仲間入りをしたのが中塚武さんのアルバム『Laughin』から、ライトなボッサ・ポップのナンバーを。ちょっぴり切ないメロディもまたラブリー。
04. We
Paul Van Kessel
今年も9月8日にアニメ『ルパン三世』のテレビスペシャルが放送されますが、ここでルパンっぽいジャズを。少しおどけたサウンドに、静かなコーラスワークが、どこか刺激的かつ落ち着くトーン。
05. Dancer
Takagi Masakatsu
さらにスローダウンしたトラックを。9月に入って34度になっても、ちゃんと夕方にはカラリとした心地よい風が吹いてくる。過ごしやすくて快適でもあるけれど、ちょっぴりの寂しさも。
06. Teletransport
The Transistors
福富さんがeasytempo/temposphereのトラックをセレクトしたクールなコンピレーションから。台風は来なかったけれど、それに似た熱帯性の雨がさーっと降ってくる、そんな今日にピッタリ。
07. Brother And Sister (Canterbury Bonus Mix)
Gazzara
昨日からの雨も上がって、晴れはしないまでも薄曇りの1日。うれしくなりますね、夏の残り香が感じられると。けれどもちょっと気温が上がりすぎましたか。Gazzaraの新譜のタイトル曲を、さわやかなミックスで。
08. Les Cactus
DJ Jin
オールドスクール系キャッチーなトラックメーカー、DJ Jinがおしゃれキャットのコンピレーションに参加したら、当然こうなるんじゃないか、と言うくらいにどんぴしゃりなオシャレファンキーな1曲。あまり聴きすぎて、買い物しすぎないように。あるいはショップでこれをかければ…?
09. Detective Jack
新井俊也
Readymade Internationalお披露目のCDの中で、未だに一番好きなのがこのトラック。レトロな雰囲気もあるホーンセクションと、しっかりしたベース、気になっちゃう笛の音なんかが、自然にカラダとココロをドライブしてくれるんです。
10. Surfin' UFO (Light Mu UFO mix)
P&ART Sasanoooha
「大阪のオシャレサウンド」という触れ込みで迎えられるパンダとササノハ。グルーヴィーなビートに乗せて、UFOをすすめるショップ店員さんの声。周りの曲とトーンは合ってるんだけれど、もう強烈な印象を残してくれます。カワイイでしょう?
11. Serrado
Nu Braz
夏が終わるけれども秋口に聴いても良い楽曲がたくさんある!僕のこの夏イチオシと言い続けているアーティストNu Brazから。イントロの感じからはもっとシリアスなトーンになるのかと思いきや、ちょっと明るく、やや切ないという絶妙なトーンがさすがです。
12. Good Morning Sunshine
Bluecat
引き続き、ライトなブラジリアン。あんまり楽曲に関係ないけれど、今日あたりからトーキョーで上手いうどん屋を探す熱が急激に上昇してます。そば屋はいろいろ知ってるけど、うどん屋って好きなのに意外と知らなかった、と言うショッキングな事実を、見逃せないわけです。
13. Vem Pra Sambar
Mustafa
そろそろ暑さも落ち着いてきて、それに併せて落ち着いたトーンにしていきましょう。音楽は晴れたさわやかな空模様だけれど、ボーカルがそれにちょっと雲をもたらしているような、面白い感覚です。それにしてもこのボーカルの掛け合いがまた上手い。
14. When The Rain Begins
Ltj X-perience
雨が降り始めたとき。ずっと晴れた夏の日が続いた末に降り始める秋雨の雰囲気が、そのまま音楽になるとこの曲以外にあまり考えられません。そのくらいに強い秋の雨のトーンを持っているのがこの1曲。これも秋口のマストソングです。
Author
松村太郎 Taro Matsumura
ジャーナリスト・企画・選曲。慶應義塾大学SFC研究所上席所員(訪問)。ビジネスブレイクスルー大学講師。テクノロジーとライフスタイルの関係を探求。モバイル、ソーシャルラーニング、サステイナビリティ、ノマドがテーマ。近著に『タブレット革命』『スマートフォン新時代』など。 read more & contact
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