COLUMN | REVIEW
Life with digital photo frame
by TARO MATSUMURA - 2009.07.29 13:42
先日の結婚式のウエルカムボードはデジタルフォトフレームにした。MacでiPhotoを使ったり、Apple TVで薄型テレビで時々写真を楽しんでいるのであまり自分には必要ないかな、と思いつつ、結局いろいろオーダーするとかかるので、SonyのDPF-X800というデジタルフォトフレームを買う事にした。
時間もなかったし見て選びたかったのでビックカメラ有楽町店で購入した。カメラ売り場の一角、カメラがメーカーごとに大きな什器を出しているのに比べるとかなりこじんまりとした、お店備え付けの什器に並べられたデジタルフォトフレームたち。しかし訴求力高い商品のようで、僕らがデジタルフォトフレームを物色している10分間程度の間に2台も売れていったのにはびっくりした。
店員さんによると、ビックカメラ有楽町店の全カテゴリーの中で、一番売れているのがデジタルフォトフレームだという。「デジタルカメラが普及しきってきたときに、プリントではない手軽に楽しむ方法が今までなかったから、今爆発的に伸びているんじゃないでしょうか」とは店員の談である。実際の使い勝手もとても簡単。

Sony製品ながら、メモリースティック系、SDカード、コンパクトフラッシュなどのデジカメで使うメディアのスロットが搭載されている。撮影してすぐに閲覧する事が出来る。またUSB接続でMacやPCと接続するとストレージとして認識され、画像ファイルをコピーすると表示させる事が出来る仕組み。これは手軽で便利だ。このモデルは2GBの容量を積んでいるので、たっぷり使える。
写真専用のディスプレイという事もあり、さすがに写真がキレイに見える。結婚式の写真など、イベントの写真をプリセットして親のところに置いておく等の使い方は手軽だったけれど、渡してしまっているフォトフレームの中身をどうやって更新すればいいだろうか。
更新したいときにメモリカードに写真を入れて更新しにいっても良いし、ノートPCを持って行けば更新できる。あるいはこのモデル以外に存在している無線LAN搭載モデルを使っても良いかもしれない。ただ、実家に行くときの準備が大変な上、日常的には新しい写真を放り込めないし、無線LANを実家に敷設しなければネット越しにも更新できない。
SoftBankのPhotoVisionという写メールが受けられるデジタルフォトフレームは、1つの答えかもしれない。加入者数の積み増し対策と言われるかもしれないが、この製品は正直イケてると思う。SoftBankユーザーからのみの電話番号宛の写メールしか受信できないが、受信し次第写真がフォトフレームに表示され、設置している家での操作は一切ないのだ。もちろんiPhoneからでもポストできる。月額980円だが、現在は半額で使い続けられるキャンペーン中だ。
docomoも「フォトパネル 01」という製品を出して、1日1枚送っても月額980円程度で利用できるそうだが、上限は9765円までいってしまい、また別途210円の付加使用料がかかる。何ですぱっとシンプルに料金設定できないのだろうか。でもSoftBankのフォトフレームはSoftBank間のみに限られるため、docomoの方が汎用性がありそうだ。
子供が生まれたら離れて暮らす祖父母だけでなく、都内に住んでいる両親の家にも1台ずつ置きたくなる。デジタルフォトフレーム市場が充実する中で、ケータイとガジェットが融合して機能性がシンプルになった。
こういう機器は今後また増えてくる。何らかと通信がくっついたらシンプル、便利、というアイディアは、引き続き募集中だ。これを実現しやすいプラットホームとして、Androidの存在感が出てくると面白いのに。
Author
松村太郎 Taro Matsumura
ジャーナリスト・企画・選曲。慶應義塾大学SFC研究所上席所員(訪問)。ビジネスブレイクスルー大学講師。テクノロジーとライフスタイルの関係を探求。モバイル、ソーシャルラーニング、サステイナビリティ、ノマドがテーマ。近著に『タブレット革命』『スマートフォン新時代』など。 read more & contact
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