COLUMN
SNS: GREE 1000万人、mixiファンド
by TARO MATSUMURA - 2009.04.08 17:25
先週から日本のSNS関連のニュースが多い。まずはGREEが1000万人を突破したというニュース。そしてmixiがmixiアプリを開発するベンダー向けの「mixiファンド」を設立した、と言うニュースだ。
まずGREEの1000万人。2004年2月の会員数1名(田中さん)からスタートして、と言う様子をずっと見てきたので、これが1000万人に到達した、というのはなかなか感慨深いモノがある。プレスリリースに掲出されていた会員数推移、純増数の推移は以下の通り。
GREEの田中さんには2009年1月末にインタビューをしているが、ターニングポイントは、2006年にモバイル主体へと移行した所だった、と田中さんは振り返る。
「会社化したのは2004年12月で2005年は会社組織を整えるだけで終わってしまい、2006年になってやっとビジネスを考え始めたとき、自分の予想を遙かに超える勢いでモバイルのインターネットが普及しきっていた。一方ニンテンドーDSを横目に見ると、モバイル端末の方がユーザーのライフスタイルに溶け込んでいる様子があった」(田中さん)
そこでKDDIとEZ GREE→au one GREEを展開し、また「別にゲーム会社になるつもりはない」(田中さん)としながらも、モバイルゲームをユーザー獲得の手段、そして広告やSPのリソースにして収益を立てる手段として展開し、ばっちりとはまっているのが現在だ。エンターテインメントは、サービス利用の敷居を下げている。2000万人〜3000万人が使う「みんなが使うサービス」を狙っていくのが当面の目標である。
増加のペースを速めたのは、もちろんプロモーションの効果もあったのだが、田中さんの肌感覚で言うと、「技術が変わったのではなく、使う人が変わってきた」という点を指摘していた。
「初めはSNSもブログも、気持ち悪いもの、自分とは関係ないものと思っているユーザーが多かったはずです。漠然とした拒否感があった。ただ、ちょっと触ってみて、面白さに気づいた瞬間、その障壁が崩れる。その後は楽しみたい、という感覚に変わって、すごい勢いで学習が進んでいく様子が分かります」(田中さん)
ただし、まだ現在は行き渡っているとは言えず、これからも奮闘していくことになるだろう。ちなみにGREEの社内のワークスタイルというか、面白い話はたくさんあるのでおいおい。
さて一方のmixiは、mixiアプリなど、プラットホーム開放を進めている。4月23日にmixiアプリ カンファレンス2009を開催するが、それに先だって、今日、「mixiファンド」が設立された。
mixiアプリを開発する「ソーシャルアプリケーションプロバイダー」(法人、個人)に対して、出資、融資、mixiアプリ買い取りなどの手段で金銭的なサポートをする仕組み。アプリの企画開発力、収益力、マネジメントが基準になる。ファンドの規模や継続期間等はプレスリリースには記載されていないので、質問しておきました。
「ソーシャルアプリ」「モバイル」こういったものが、どのような情報環境、コミュニケーション環境を構築していくのだろうか。またケータイやiPhone、Poken、SALといったモバイル端末やソーシャルがジェットももちろん関係してきて、その先にはソーシャルなARの環境が待っている。
そのほかのUGCの動きも含めて、夏頃までにある程度ビジョンを見ていきたいと思っている。
Author
松村太郎 Taro Matsumura
ジャーナリスト・企画・選曲。慶應義塾大学SFC研究所上席所員(訪問)。ビジネスブレイクスルー大学講師。テクノロジーとライフスタイルの関係を探求。モバイル、ソーシャルラーニング、サステイナビリティ、ノマドがテーマ。近著に『タブレット革命』『スマートフォン新時代』など。 read more & contact
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