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OCWの未来はマイクロ化+モジュール化 - Tim O’Reilly
by TARO MATSUMURA @taromatsumura 2011.05.06 00:32
OpenCourseWare Consortium Global Meeting 2011の基調講演は、Tim O’Reillyだった。10周年を迎えたOpenCourseWareに対して、3つの助言をしていたが、これはOCWに留まらず、汎用性の高いアドバイスになったのではないか、と思う。メタファーとして、テクノロジーとオープンについてのふりかえりからのものだった。
始めにサマライズしてしまうと、次の3点だ。
Think deeply about what it is you really do.
Smaller pices, modular design.
Break away from legacy system of education.
まず1つ目は、人々がどのように行動するかを考えるべきであると言うこと。アルファギークについて紹介し、以下にして参加してもらう形を作るか指摘している。
これについては、現在で言えば、ソーシャルメディアがドライブしてくれる部分も大いにあるのではないか、と思う。FacebookやTwitterフィードで参加を促す、ゲーミフィケーションなども動機につながってくる。しかしこれらのツールをいかに活用してモチベーションを高めていくかと言うことを考えなければならない。
2つ目。
これは日本人の場合Twitterから非常に大きな示唆を与えられたのではないかと思うが、コンテンツのマイクロ化だ。OCWは60分を超えるような講義ビデオが流されている状態で、人がパソコンで見るか?スマートフォンで見るか?と言われると、やはりさすがに難しい。
しかしYouTubeは長らく10分という長さの制限でビデオのサイズを限ってきたし、TEDは約15分というスピーチの長さに抑えて流通させやすくすることに成功している。あるいはnanapiのコンセプトのように「7分でできる」という時間を制限している点で同じ目的を達成できている。このように、コンテンツの1つずつがマイクロ化することで、触れやすくする。消費しやすくする。
しかし小さなピースだけで済まさず、モジュールとして積み重ねて、ストーリーを設計する「モジュラー・デザイン」も必要だ。これについても、日本ではTwitterに対するTogetterがわかりやすい例だろう。
これについては、例えば、ということで、Castaliaが先日発表したSchoolyが、全く同じデザイン手法でOCWやそのほかのリソースを使った授業デザインを実現しているので、スライドを1枚ご紹介しよう。
Schoolyでは、テキスト、画像、ビデオ、スライド、テストなどの小さなモジュールを組み合わせて授業時間をデザインする。教室で授業が出来れば、iPadやパソコンがそのまま授業資料となり、もし教室で授業が出来なければそのまま遠隔・自律学習のマテリアルになる。このときに、1つのモジュールごとに所要時間を設定して、45分なり60分のコースデザインを行う。結果的には60分になるが、1つずつのステップの時間を短くし、そのマテリアルをOCWなどのオンラインにある素材を使っていく。
これにより、自律学習の場面などでも人々が進んで勉強しやすい環境を整えて行くことにつながり、OCWのコンテンツが1つずつ、あるいはモジュールの塊として流通しやすくなっていくことが見込まれるというわけだ。
最後のポイントについては、東海岸の大学には少し耳の痛い話かも知れないが、既存の教育の仕組みをいかに崩していくか。ハーバードの学生が「なぜこの場にハーバード大学がいないの?」という質問をしたが、オライリーはこれに対して「たぶん、まだ古くさくやってるんだろう」と一言。
彼の講演のスライドはSlideShareでチェックできます。
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