sociallearning
Social Learning - digital, share, knowledge, identity
by TARO MATSUMURA - 2009.10.09 18:44
デジタルによる学びの再定義。新しい知識との出会いと共有。そしてこれらによるアイデンティティの記述。そんなテーマ「ソーシャル・ラーニング」について考えていくラボです。
例えばこれまでの知識習得は、基礎から積み上げていく学習が、学校などで一般的なメソッドとして使われてきましたし、これからもこの手法を否定する必要はありません。基礎から応用へと知識を深めていく学びは、学習方法の古典的かつ普遍的な手法として、これからも頼っていくべきものです。
一方で我々がインターネットを使って何か情報を知りたいとき、検索窓からキーワードを入力して知識にたどり着こうとします。パソコンだけでなくモバイルウェブによって、いつでもどこでも、知りたい知識を探すことが可能になりました。それをきっかけに体系的な知識を修得しようとする人もいますが、多くはその場限りで満足でいます。
この「情報や知識へのアプローチの方法」の違いに着目したとき、後者のインターネットを使った知識習得が、とてもアドホックでその場限りのモノになりがちであり、一方で非常に効率的な情報収集を実現している点で、何らかの有効な知として活用する方法があるのではないか、と考えるようになりました。
大学の授業も、インターネットに出始めています。MITから始まったOpenCourseWare、AppleのiTunes Uのように、インターネットあるいはスマートフォンで簡単に大学の授業を聴講することができる環境が、すでに整っています。またWikipediaのように気軽に利用できる、オンデマンド・ナレッジベースも充実し始めました。
さらに、Twitterは情報流通にインパクトがあります。Twitterは140文字という情報の最小単位を実現し、これらが「時間」「人間関係」によってフィルタリングされながら、手元にプッシュされてくる情報環境です。受動的でありながら、外さない知識習得のきっかけを与えてくれる存在と言えます。
新しい学びの環境は、時間や効率の再設計をした上で、その履歴によって、持っている情報や知識、志向性を表現する新しいアイデンティティの持ち方、シェアのしかたを提案出来るのではないか、と考えています。ぜひこのコンセプトやディスカッションに参加して頂き、新しい学びとアイデンティティを作っていきましょう。
Author
松村太郎 Taro Matsumura
ジャーナリスト・企画・選曲。慶應義塾大学SFC研究所上席所員(訪問)。ビジネスブレイクスルー大学講師。テクノロジーとライフスタイルの関係を探求。モバイル、ソーシャルラーニング、サステイナビリティ、ノマドがテーマ。近著に『タブレット革命』『スマートフォン新時代』など。 read more & contact
Related Article
- 人にきっかけを与える人とは - @sudacchi を例に
- 3人の友達が向かいのバーで飲んでるよ - Facebookとモバイルアプリの未来 #FBHACKS
- tsudaる、vivaる - 個人や企業は動詞を持つ必要がある #FBHACKS
- 新刊「Facebook HACKS!」は映画のソーシャル試写会から生まれた #FBHACKS
- Feature on Timeline - Facebookの自分史編集の楽しさ #FBHACKS
- ソーシャルメディアの会話→アクションのスピードもSocial Goodに求められる #SGjp
- セレンディピティとパターン解析でみんなリア充に? - FacebookがO2Oに #FBHACKS
Trackback
- URL:
http://upwest.org/mt/mt-tb.cgi/10218