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TImelineとOpen Graph、Facebook進化の3つのポイント #FBHACKS
by TARO MATSUMURA @taromatsumura 2011.09.23 11:59
San Franciscoで開催されたFacebookイベントの年次開発者イベントf8は非常にエキサイティングだった。8億人のユーザーを抱える世界最大のソーシャルネットワークでありながら、圧倒的なスピード感で新しいサービスを導入してくる彼らは、本当に当面敵なし状態という意見に同意せざるを得ないと思う。
さて今回のイベント前には、Facebookが音楽配信サービスを始めるのではないか、あるいは「Like」の他に「Reviewed」みたいな新しいボタンが増えるのではないか、といった憶測が流れていたが、外れずとももっと抜本的な進化が加えられていた。
今回の発表の2つの軸は、Timelineという概念の新設とOpenGraph APIの進化にある。これを3点にまとめた。
Timeline
Facebookが既にTimelineについての説明ページを用意していて、Timelineを疑似体験することができる。と「利用する」ボタンがついているので使ってみて欲しい。ちなみに僕のところにはまだ有効化されてません。
TimelineはTwitterではフォローしているユーザーのツイートの流れのことだが、Facebookでは「人生そのものの記述」であり、自分は一体どんな人なのかを表すものであり、つながっている友達にとっては最近何をしているのかが分かる1枚のページである。いわば、自分を表現するインフォグラフィックスを紡いでいくような感覚と言える。
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どのようにインフォグラフィックスをくみ上げていくのかというと、Facebookに記述されるアクティビティは1つずつがマイクロコンテンツ、あるいはマイクロモジュールとして構成されているが、これをボックスのデザインで並べていってもイマイチ。ということで中央に1本の時間軸を用意して、そこの左右に吹き出しのようにしてモジュールを並べていく、と言うデザインを採用している。
トップページには自分の好きな写真をAbout.meのように大きく掲出でき(About.me死亡?)、すぐ下には友達、写真、地図といったカテゴリーがタイルになって並ぶ。これをクリックするとそれぞれのTimelineや、マップ上でのアクティビティの表示が行われる仕組みだ。地図をクリックすると、チェックインや写真などの位置情報にまつわるアクティビティがFlickrのようにアクティビティ数でプロットされる仕組みになっている。
そしてプレゼンテーションの中で印象的だったのは、自分の人生の「出生」までを遡れるようになること。Timelineの右側のメニューには時間軸へのジャンプができる仕組みが入っているが、「出生」をクリックすれば、Timelineの始まりの日、つまり自分が生まれた日にジャンプする。Facebook自体が始まる前、あるいはFacebookのアカウントを作る以前のコンテンツも追加していくことができるデモを、Markは行っていた。
Facebookはソーシャルネットワークから、ライフログのプラットホームへと進化することを、高らかにアピールしたような印象だ。
Add to Timeline
TimelineにポストできるのはFacebook上での書き込みや写真だけでなく、アプリでのアクティビティも可能になっている。例えばソーシャルレシピのアプリやレストランの料理写真を撮影するアプリのアクティビティを自分のTimelineに追加することができるようになった。あるいは同じアプリの複数のアクティビティをまとめて1つのモジュールとしてTimelineに記録しておくこともできる。
例えばその日Spotifyで聞いた音楽をまとめてRadio StationとしてTimelineに置いておけば、自分がその率いた音楽を記録できるだけでなく、友人もそれを追体験することが出来るようになる。1週間分のランニング記録をまとめても良いし、(これは今までできていることだったが)結婚式で撮った写真をアルバムにまとめることもできるわけだ。
このやり方は、主にFacebook上の写真の管理にアナトミーがあるように思える。例えば写真のタグ付けは最近、タグ付けを許可するかどうか、そして自分のプロフィール画面にタグづけられた写真を出すかどうかを自分で決められるようになった。友達が写真を消したり、タグ付けを消したりするかどうかは別として、自分で嫌な写真を自分のページに勝手に載せなくて良くなった。
Add to TImelineも同じような考え方だろう。アクティビティを自分で選んでTimelineに採用するというのは、つまり自分のTimelineは自分でアクティブに管理しなさいよ、自分で作るモノですよ、というサービスとしての意志が感じられる。
OpenGraphの進化、「いいね」ではなく動詞化
最後に、Timelineの新設になくてはならない、OpenGraphの進化について。
新しいOpenGraphでは、アプリは動詞と対象物を決める必要がある。日本語だと語順が逆だが、「映画」を「観る」、「音楽」を「聴く」という具合に動詞を決める。そこに、対象物が入ってくる。「映画:Cars 2」を「観る」、「音楽:山下達郎 の 街物語」を「聴く」と言った具合だ。こうしてオンラインでの行動が寄り具体的に、動詞と対象物を明示して記述されるようになることで、Timelineに採用したときの具体性も増す。
それだけではない。最近Facebookの右側に、Twitterのユーザーストリームのように、友人がFacebook上で起こしたアクションがリアルタイムで流れてくるようになった。マウスを重ねると吹き出しが出てきて、その詳しい内容やコメントなんかを見ることができるようになっているが、ここに流れてくる内容が、例えば「山下達郎の街物語を聴いています」みたいな表現になって、マウスを合わせればそれがちょこっと視聴出来たりするとどうだろう。
Markはしきりに「セレンディピティ」という言葉を使っていたが、まさに偶然、偶発的に、あるいはちょっとしたきっかけを友人の行動から「発見」することができるようになってくる。まさにこの項で掲出した画像のように、人のつながりという固定的な関係性だけでなく、人の行動とその偶然の一致を発見できるようになる。
そうすれば当然、パターンを見つけることが出来るようになる。音楽の傾向が近い、好みの映画が同じ、と言ったユーザー同士の気づきや発見にも十分役立つし面白いと思うのだが、これはサービス提供者にとっても非常に重要な情報源になるのではないだろうか。
One More Thing...
Keynoteの最初にステージに現れたのは本物のMark Zuckerbergではなくそっくりさんだったり、もちろんまじめな話をする場ではあるけれど、最初のアイスブレイキングがなかなか面白かった。若々しさがある巨大企業だ。
気になったのは1箇所だけ、Timelineのデモの時にMarkが「クリック、アンド、ブーーーン(へへへ)」とSteve Jobsのプレゼンのマネをしてへらへらしていた。ちょっとしたオマージュではあるんだけれども、自分で笑っちゃダメでしょ、と思ったり。でも、企業そのものの凄みと、ユーモアと、訓練され始めたスピーチは、とても楽しみがいがあるんじゃないか、と思っている。
次のチャンスは、ぜひ皆さんも、見てみて下さい。
Twitter Update
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