NO DOUBT - CHAGEを感じる教則本
2005.08.30 20:51 JST - Love CHAGE! - REVIEW - summerkissingmusic (disc music)
CHAGE&ASKAは2人組のユニットだが、昔から彼らのアルバムを聴いていくと、はじめはやんわりと、最近ではくっきりと分かれている音楽性を垣間見ることが出来る。現在もソロ活動を行っているが、前回のソロ活動期間が終わった直後にリリースされたアルバム『NO DOUBT』は、2人の音楽性がくっきりと出てきた1枚である。1999年リリース。
それぞれがソロ活動上がりで、3年前のチャゲアスを期待していたファンからするとかなりの肩すかしを食らった感覚だった。ただ僕がこのアルバムを聴いていたとき、クラブ系の音楽をがんがん聴き始めた時期だったので、まずCDに収録されている音の感覚に耳馴染みがあったというか。録音のクオリティ感が上がったような感じがする。
また音楽。僕の主観的な見方だけれど、このアルバムの中で、CHAGE&ASKAのミュージックの本流を作っているASKAと、それに合わせているCHAGEという構図が見え隠れしていて面白い。今まではCHAGEもCHAGE&ASKAの名義ではチャゲアスっぽい音楽を並べてきていたけれど、この『NO DOUBT』ではソロ活動の名残と言うべきか、今までCHAGE&ASKAで出てこなかったようなサウンドが入ってきている。だからファンが「3年ぶりのチャゲアス」を聞いて動揺したんじゃないかと推測している。
例えば#09『もうすぐ僕らはふたつの時代を超える恋になる』(長い)なんかは、CHAGE&ASKA風CHAGE曲。チャゲアスっぽいポップな音楽で、途中のさびのパートでASKAヴォーカルが入ってくるあたりが気持ちよく、またしびれるというか。#03『Swear』、#10『Vision』と先行シングルに収録されている楽曲を進むにつれて、だんだんこれまでのチャゲアス色を裏切りはじめ、詩の世界としてチャゲアスをキープしている#07『two of us』はぎりぎりの所。
そして#05『熱帯魚』まで行くと、完全にサウンド、トーンの世界へ入っていく。これはCHAGEソロにも入ってこなかったかなり尖った方向へ行っている曲だと思う。ぎりぎりの#07、そしていってしまっている#07はCHAGEの音の世界として楽しむべき楽曲だと思われる。
メロディを楽しむASKA曲、サウンドを楽しむCHAGE曲。2つの楽しみ方が際だった初めてのアルバムがこの『NO DOUBT』だと思うし、長くチャゲアスファンをしていた僕にとっては、とてもエキサイティングでますますCHAGEが大好きになった1枚。
『NO DOUBT』
CHAGE&ASKA - YAMAHA Music (YCCR00003)
01. no doubt ***
02. the corner *****
03. swear ***
04. 僕がここに来る前に ***
05. 熱帯魚 *****
06. higher ground *****
07. two of us *****
08. 群れ ***
09. もうすぐ僕らは ふたつの時代を超える恋になる *****
10. vision ***
11. この愛のために ****
Love CHAGE!
2005.08.26 23:18 JST - COLUMN - Love CHAGE! - summerkissingmusic

今日、8月25日は僕にとって思い出深い日である。小学生の頃から聞き続けているバンドであるCHAGE&ASKAのデビュー記念日だ。僕は1980年生まれ、彼らは1979年デビュー。常に1つ年上の先輩であり続けて、中学〜高校と彼らの音楽をひっそりと楽しみ続けていた。高校時代は相方もいて、よく「あ」から「わ」までカラオケを制覇して歌ったものだ。iTunes Music Store Japanで早速CHAGE & ASKAがフィーチャーされているので、なんだか熱にうなされたように彼らの音楽を聴き始めた今週。tarosite.netをCHAGEがジャックします(かなり勝手に)。
そもそも僕が一番最初に買ったCDはとんねるず『みのもんたの逆襲』だったのだが、初めて歌えるように練習したのはCHAGE & ASKA『TREE』だった。後から知ったことだけれどもドラマの主題歌になった楽曲が入っていたりして、もの凄く売れたみたいだけれども、僕にとってCHAGE&ASKAファンになるきっかけになる楽曲が納められていた。それは『僕はこの瞳で嘘をつく』である。
少しシリアスなトーンにリズムをも取っていくベースが当時のポップスでは結構耳を引いていたし、ライブ映えもする楽曲だった。アルバム『TREE』でこの曲を聴いたときに、聞こえてしまったのである、CHAGEのハモりが。「♪本気でそーんなことー」というオープニングの部分からいきなりASKAの声よりCHAGEの声が聞こえてしまったのである。これはなんだか違和感がありつつも気持ちいい体験だったのを今でも覚えている。もう14年くらい前のことですか。
今考えてみると、『僕はこの瞳で嘘をつく』はアルバム『TREE』の1曲目なのだ。アルバムの1曲目からやられてしまっているんだから、望むも望まざるも、完全にやられてしまっていますよね。まあそれは良いんだけれども。
それ以来、CHAGE&ASKAの曲をごひいきに聴いていくことになる。当時小学生・中学生という時代だったので、B面やアルバム曲をキチンと聴く程の余裕がなかった。CHAGE曲の良さに気付くのは結構後になってからで、ほとんどのシングル曲がASKAボーカル、CHAGEコーラスで続いていくことになる。ASKAボーカルの曲を聴いても、まずCHAGEの声から聞こえてしまう。これはどうしたものか。
完全にCHAGE熱にうなされる格好で、僕の幼少の音楽生活がスタートしたわけだ。(続く)
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松 村 太 郎