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元気印の曇り顔 - 今日のトーキョー西海岸へ行く


by TARO MATSUMURA @taromatsumura 2007.05.31 16:46

Cable Car Ride #04

 シリコンバレーを目指す旅に出ているが、まずはサンフランシスコにやってきた。アメリカは東海岸ばかりで西海岸に入ったことがなかったので、今回が初めての訪問となる。やはりイメージとしては、天気が良くて、あかるく陽気なイメージが、西海岸のカリフォルニア州に対して持っていたし、その明るさは僕からすればちょっとしたあこがれでもあった。少し分けてもらおう、と思ったのだが、今日はちょっと不発だった。

 まあ曇ることだってたまにはある。天気なんてそんなモノだ。気象を少しかじっているからそんなことは重々承知なのだが、元気なイメージがある場所が曇っていると、それはそれで余計な不安すら感じる。いつも元気なクラスのムードメーカーが風邪で休んだとき、やっぱりぽっかりと穴が空いた感覚になったりするじゃないですか。あの感じが、僕にとっての今日のサンフランシスコだった。

 街も人も、楽天的な明るい太陽の光の下で出来ているのなら、それがなくなったらやっぱり気分も上がらない。僕が上がらないなんて思っている以上に、地元で暮らしている人たちはもっと上がらないんじゃないだろうか。そういうどんよりとしたムードが漂っているので、なんだか景気が悪くなっちゃうんじゃないか、何か悪い前触れでもあるのではないか? なんて心配になる。

 けれども、そんなちょっとした曇りで不安になるのとは無関係に心配なのが、サンフランシスコのジャパンタウンだ。世界各地のチャイナタウンは、中国系の人たちがそこに住み始めて、その場所でカルチャーを作って根付いたからチャイナタウンが形成されている。そこへ行けばリトル北京だったりリトル上海だったりするくらい、どっぷりと色を作り出す。

 サンフランシスコにもジャパンタウンがあると聞いて、そういうイメージを持って訪ねてみると、全く違った光景が広がっていた。活気は一切ないし、その土地にクラス日本人の息づかいすら感じられない。あるのはちょっとした日本っぽいテイストの屋根と、和食屋が並ぶ作られたフードコートくらい。息づかいはおろか、日本の文化を間違って伝えてしまうんじゃないか、と思ってしまった。

 土地と人と文化って、ホント言うに難しいモノだと思う。別に全てが本国と同じで、忠実に再現されなければならない、とも思わないし、それは定着したという局面とも違うと思う。それにしても、日本人が訪れて、悲しい気分になってしまうジャパンタウンの姿は、なんとかしたいものだった。


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