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博多もつ鍋 龍 Ryu - 極上の恵比寿もつ鍋


by TARO MATSUMURA @taromatsumura 2006.03.08 18:58

 あるプロジェクトの立ち上げお祝いを恵比寿のもつ鍋を囲みながら頂いた。春一番も吹き終わって、そろそろ春の季節に入っていくので鍋が心から欲しくなってくるという時期は終わりに近づいているけれども、意外と寒い日も続いたりするものだ。「三寒四温」とは春に向かう気象のプロセスを上手く表現している気に入っている言葉の1つだけれども、まさに「三寒」のうちには、まだまだ鍋を楽しんでも良いんじゃないか。

 とりあえずもつ鍋を食べる事情説明はこのくらいにして、心に残った恵比寿のもつ鍋屋は新参者の「博多もつ鍋 龍」である。恵比寿と言えばもつ鍋屋が集まっている街というイメージが強い。別に恵比寿に限らず流行の料理のお店はどこにでもあるのだろうけれど、恵比寿は特にもつ鍋が目立つ。落語に「目黒のサンマ」の話があるけれど、「○○を食うならここだよね」という新名物みたいなものがどんどん出来ると良いな、と思う。トンカツは日本橋の袂、みたいな感じで。ちなみに日本橋にはずっと行きたいトンカツ屋があるのだが、機会に恵まれたらまたご紹介します。

 さてそんな「もつ鍋を食うなら恵比寿」にオープンした龍は、石井浩郎さんがプロデュースしたお店だ。石井さんと言えば近鉄から巨人へ移籍して千葉ロッテ、横浜ベイスターズと渡り歩いて引退した名選手で、スポーツニュースでコーナーが設けられていたのを、休みの日にちゃんと早起きする方ならご存じじゃないだろうか。その石井さんが手がけたもつ鍋Ryuは今までのもつ鍋のイメージを覆してくれた、そんな一品だった。

Ryu 僕はあまり外食で鍋を食べる機会はないけれど、だからといって家でもつ鍋をするか、と言われるとしませんね。もつ鍋というとスタミナ料理というイメージがついてくる。スタミナ料理というのは食べたらスタミナがつくモノを指していると思うけれど、食べるときにある程度体調が整っていなければ負けてしまったりもする。けれどもこの龍のスタミナ鍋は、もつ鍋の濃厚なスープが持つ味はそのままに、ピリ辛(といってもけっこう辛かったです)のさわやかさを加えて、なんともあっさりとした味に仕上がっているのだ。

 盛り上がった野菜を3人で全部平らげた後は、小麦の香りと味がぷんと匂ってくる麺を入れてスープを最後まで楽しむ。これを楽しむためにもつ鍋を食べ始める、なんて言うと本末転倒かもしれないけれども。空間デザイナーの角章さんは、1週間で5日も通った末「全然もたれないんだよね」と一言。こういう体の張り方ならいくらでも、と少し思ってしまった。

博多もつ鍋 龍
東京都渋谷区恵比寿南1-10-11 美矢川ビルB1F
月〜金 18:00〜28:00、土・日 17:00〜23:00
http://www.hi-group.jp/


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