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あおむし


by TARO MATSUMURA @taromatsumura 2005.06.02 13:35

 今日はあまり天気が良くない。明日は晴れるみたいだけれど、このまま梅雨入りしてしまうんじゃないか、という気合いの入ったどんより空になっている。天気も悪いし体長もあまり良くないので家で仕事をしていた。僕の仕事場は北側が窓で、東側と西側がベランダになっている。冬は冷気に、夏は熱気に去らされる部屋の構造になっているのは少し考えた方が良いかもしれないが、そのベランダの片隅にプランターで山椒の木を植えてある。

 山椒の木といってもそんなに大きいモノではなく、せいぜい50cmほどの背丈の小さな木だ。それでも枝をいっぱいに広げて、春先になるとカワイイ山椒の新芽を付けてくれる。タケノコを煮たりご飯に炊き込んだりしたときに、新芽をちょっと摘んで、水で洗い流して、手のひらに置いてパンと叩けば、春の良い香りがぷーんと広がる。実を付けるには至らないが、キチンと春先の食卓の香りの彩りの役割を果たしてくれる。

Caterpillar 初夏になるとはも大きくなってくるし、山椒の葉に合わせる家庭料理も少なくなってくるので、水をやりながら放置するようになる。ところがしばらく見ないうちに、山椒の葉を楽しむ別の生き物が木についていたのだ。アゲハチョウの幼虫である。昔レモンの木を育てていたときにも毎年春先になるとアゲハチョウが卵を産み付け、葉を食い散らかして蝶になり、飛んでいくなんて事を繰り返していた。それが小さな山椒の木にもつくのは驚きだった。

 とはいえ小さな木である。3匹もの幼虫がキチンとさなぎになるまでの食料が持つのか、正直不安な部分もある。いつ葉を食べているのか分からないけれど、ふと見ると枝1本の葉が全くなくなっていて、満足げな幼虫3匹が別の枝へ移る準備をしているのだ。きれいなアゲハチョウになって欲しいとは思うけれど、体が大きくなると食事の量も増えてくるわけで、それこそレモンの木でも買ってきてそっちに1〜2匹は移ってもらわないとダメかもしれない。

 とはいえ、山椒の気に入るから彼らの体も完全な緑ではなくどことなく茶褐色が入ったような色味になっているのだ。例えばレモンの木を買ってきて、体が受け付けるのか心配になってしまう。子供電話相談室マターのような気もするけれど、正確に答えられる昆虫学者がいるかどうか…。とにかく、明日には新しい木を買ってこようと思います。それまでの間、カラスにだけは、摘まれないように気をつけて欲しいものである。


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