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クールビズ
by TARO MATSUMURA @taromatsumura 2005.06.01 13:22
今日から6月、衣替えである。とはいえ、僕はここ最近、あまり衣替えをしていないような気がする。学生が長く続いていたし、行き先はトーキョーから50km離れた山奥だったからだ。街に出ている時間よりも、キャンパスにいる時間が長いし、キャンパスにいる時間はいわゆる作業時間に当たる。しかもコンピュータが多い環境だと、夏でも冷房が強いから長袖くらいがちょうど良いこともあるのだ。そんなわけでクリエイター気取りで白いYシャツとデニムがあれば事足りていたのである。
僕は自分でスーツが似合わないと思っている。正確に言うとスーツという衣装は好きなんだけれど、ネクタイがダメなのだ。お世辞にも決して首が長いとは言えないし、なんか、こう、しっくりこないのである。なのでネクタイをしなくて良いようなお仕事を選んで、今こうして生活している。これはウソのような話だけれど、割と大まじめに事実である。似合わない洋服を着て仕事をするくらいなら、その仕事をしない方が良いんじゃないか、というわけだ。
まあ会社勤めだっていくらでもネクタイをしていない人はたくさんいるけれど、そう言う職にピンポイントで就くのもなかなか難しいのである。それは去年の夏までの見解だった。ところが今年の夏は、そうした状況が一変した。6月1日の衣替えからスタートした省エネルック改め「クールビズ」なる服装様式の登場である。温暖化対策で日頃から涼しい格好をしましょう、ということで、首相はじめ閣僚や国会議員、役人が一斉に「クールビズ」を取り入れたのである。
クールと言う言葉には「涼しい、冷たい」という意味の他に「格好良い、名人的な」といった意味合いがある。出来ることならクールビズの「クール」には、涼しい+格好良いというダブルミーニングで生きたかったのだと推測出来る。ところがテレビに映される多くの閣僚や国会議員は、ジャケットを脱いでネクタイを外しただけという出で立ちが多いこと。格好良いとはほど遠いというか。どうして日本人のカジュアルはゴルフウエアになってしまうんだろう、と落胆する向きはあるが、そこまでのまとまりすらないのである。
クールには「図々しい」という意味も含まれているが、ホリエモンほどの開き直りも感じられない。中途半端なクールビズ1年目である。
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