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TOKYOTODAY

Enjoy Raining

by TARO MATSUMURA - 2005.06.30 23:23

Drops

 トーキョーでも梅雨入りが発表されて、いよいよ雨が降るシーズンに入ってくる。梅雨の初めの頃は、いわゆる梅雨らしい雨がしとしとと降り続くような天気に見舞われる。まず始めの7曲は、温かい紅茶を飲みながら、お楽しみあそばせ。8曲目からは梅雨の後半の雨をアーカイヴ。梅雨の後半はとにかく良く雨が降る。時には集中豪雨になることも。注意しなければならないが、そんなよく降る雨とのおつきあい。

Beautiful 10001. Black Dada
Fantastic Plastic Machine

 梅雨の雨の降り始めは、割とスロースタート。空気がだんだん水蒸気で満たされていって、ついには雨がぽつり、ぽつりと降り始める。下を向かずに、しめた、と思わなきゃ。

Sisterbossa4 10002. Magnifica
Zeb

 雨が降り始めて数日たつと、だんだん梅雨の雨も調子が上がってくるのか、しとしと降るのは変わらないけれども強さがやや強くなってきたり。最近では雨漏りと無縁だけど、雨漏りというとついドリフを思い出すんですよ。


Flash 10003. Risk Some Soul
Towa Tei

 テンポが少しゆっくり目で、ピコピコとしたサウンドを聴くと、一気にあめふりの水色な情景に持って行かれるのは僕だけだろうか。単調だけれど表情がある、そんな梅雨の1日のよう。

Ambient 10004. Heavy Piano
Duran Y Garcia

お気に入りのDuran Y Garciaのナンバー。少しリバーブの聴いたドラムスっていうのはまた、雨の情景を思わせる楽器の1つ。そしてエレキピアノ、薄く入るパッドなんかもね。

Jith2 10005. Foot Therapy
Ron Trent & Chez Damier

 こちらも薄く入ってくるパッドとピコピコとしたエフェクトが雨の情景。この曲のように、聞けば聞くほど色々な音が聞こえてくるんです。


Spiritofsummer 10006. The Spirit Of Summer(Dave Warrin Mix)
Gazzara

 お気に入りのGazzaraのアルバムタイトル曲。暖かいベースの音が、雨降りながらもあまり冷たい印象を受けない。梅雨の雨だって夏を前にして必要な雨なんだから。

Researved 10007. Feel The Real
LTJ Xperience Feat. Taka Boom

 さて梅雨もしばらく立つと本格的に雨が強くなってくる。ぽつぽつというテンポ感はハウスのビートからツーステップに変化していくような。そんな梅雨のテンポチェンジ。

Researved 10008. Two Way
Max Sedgley

 前の曲まで流れてきたつゆのテンポを一旦ブレイクしてくれるようなイントロからスタートする楽曲。やはりツーステップとたらいに落ちる水音のイメージの打楽器。

Equality 10009. All Over The World Featuring Victor Davies
福富幸宏

 声がカッコイイシンガーVictor Daviesをフィーチャーした福富ビートは、梅雨の青と雷の黄色が混ざってくるようなトーン。少しBPMを上げて繋ぎましょうか。

Flash 10010. Different Nu Nu
Towa Tei

 集中豪雨のような雨も1日降り続けばいったんは小康状態になるモノ。雨が止むわけではないけれど、少し雨が弱まったスキに、活動するチャンス。

Livingontheedge 100-111. Morenito -feat.Clémentine (Original Version)
Stéphane Pompougnac

 ステファン・ポンポニャックがクレモンティーヌを起用しての、淡い水色の泡をイメージさせてくれるようなスムースポップ。

Flare 10012. Ground Art Rocks
The Aurora

 強い雨が降った後、だんだんと空気が春から夏へと変わっていくのが分かる。南の方から運ばれてきた空気は、蒸し暑いけれどどこかフレッシュ。そんな南の空気感のイメージ。

Elements 100-113. A Thousand Years Old Three Dub
Final Drop

 雨が止んでじっとりとした夜に、植物や動物たちは夏への支度を着々と進めているのは、トーキョーも屋久島も同じこと。人間みたいにクーラーをつけるだけではないんです。

Cybophonia 10014. Vostok Jazz
Cybophonia

 Enjoy Rainingのラストトラック。夏初日へ向けての夜明けを迎える情景は、したたる滴と大量の水蒸気、そして完全に暖まった空気がお供。鼻につくお香をたいて、癖のあるリキュールを飲んで。


Author

松村太郎 Taro Matsumura

Taro's Portraitジャーナリスト・企画・選曲。慶應義塾大学SFC研究所上席所員(訪問)。ビジネスブレイクスルー大学講師。テクノロジーとライフスタイルの関係を探求。モバイル、ソーシャルラーニング、サステイナビリティ、ノマドがテーマ。近著に『タブレット革命』『スマートフォン新時代』など。 read more & contact

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