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Flower Shop


by TARO MATSUMURA @taromatsumura 2004.06.20 13:50

 今日ちょっとした用事で、花屋で花を買った。そもそもあまり花屋には行かないから、花が必要な時には家と駅の間にあるキャノピーという花屋でいつもオーダーしている。日本人的フレンチなカワイさを醸し出しているシールやお店が気に入っている。


 キャノピーはマンションの1階部分を上手く改造して作られているカワイイ花屋。小さい店内は木のデッキになっていて、常に花や草、小さな観葉植物なんかで満たされている。花が好きだったらきっと憧れちゃうような花屋だ。晴れている日は店内の植物を軒先に並べて、太陽に当ててあげている。通る時に花屋の前に置いてある珍しい鉢植えをみるだけでも楽しい。

 残念ながら日曜日は行きつけのキャノピーが休みだったので、別の花屋に行った。こちらはこちらで、花の市場みたいな店になっていて、休日の商店街の客でとてもにぎわっている。花を買う時ってどことなく恥ずかしい感じがしてしまうんだけれど、人が多くてしかも活気があると、ますます恥ずかしい感じが増してくる。別に何ら恥ずかしくないはずなんだけれども、どことなしの苦手意識の表れというか。

 モジモジしているわけにも行かないので、勇気を振り絞って(と言うと大げさですね)、白系の花束を2つオーダーした。行きつけの所だと、それに加えて「華やかな」「色がきれいな」「おちついた」みたいな言葉を加えてあげるとだいたい僕の好み通りの花束が仕上がってくる。

 ところが存在は知っていたものの初めて買うお店なので、そういうわけにはいかないと思いつつ、「白系で落ち着いた感じに」とオーダーしてみた。店員さんは少し困った顔をしながら「わかりまし、た」と花を探し始めた。花屋に売られている花の種類なんてよく分からないから、とにかくお任せにするしかない。探し始めた店員さんに「ようばなにしますか?」と言われてつい「ハイ」と言ってしまったものの、「ようばな」が「洋花」と変換されないまましばらく頭をかしげる事になった。

 はじめ「ようばな」とは「用花」のことなのかと思っていた。御用花。自分用ではなく、誰かにあげるための花束。つまり雑貨なんかを買う時に「ご自宅用ですか? プレゼント用ですか?」とラッピングの種類を聞かれているようなものなのかな、と考えて、そういう意味では「ハイ」で正しかったんだろう。間違ってはいない。

 しかし「用花」という当て字が間違いじゃないか、と言う事に気付く。見ているとカタカナの名前の花ばかりをチョイスし始めていた。そこで「洋花」という漢字だったのか、ということに気付いた。気付いたところでどうする事もできないんだけれど。まあ今後のためだ。

 「ようばな」が理解できて安心していたんだけれど、今度は別の事が気になり始めた。費用の事を言ってなかったのだ。そもそも花の値段もよく分からないところがあって、基本的には花がいくつ付いていようが1本いくらという計算だと思うんだけれど、とにかく花を買い慣れていないと、そのあたりも不安になってくる。

 そっと「1500円くらいで」と気を遣いつつ言うと、「わかりました」とそこはすっきりとした返事が返ってきた。面白いもので、400円の切り花を何本かやめて、250円の切り花を加え始める。値段ってさじ加減なんじゃないか、と思っていたんだけれど、割と厳格に決まっているようで、選び方が変わってくるから面白い。

 7分くらいで花束が出来上がってきた。花のアレンジもラッピングもキレイに仕上がっていて、素敵な「用花」になった。やっぱり慣れない事はプロに任せた方がいいですね。とはいうものの、もうちょっと花の事を知って自分のイメージでアレンジしてもらえるようになった方が楽しそうだ、と言う事も分かった。

 どうやって花を知るか。やっぱり一眼レフデジカメかな。


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