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hotcake
by TARO MATSUMURA @taromatsumura 2004.08.27 13:04
僕は意外とホットケーキが好きな方だ。よく日曜日の朝にホットケーキを焼いて、紅茶でブランチなんてしゃれ込んだりしているんだけれど、今朝は朝起きてもパンもないし、ご飯だってない。卵と牛乳は割と潤沢に。ならホットケーキを焼くしかない。フライパンを引っ張り出して生地を用意し始めた。
いつも思うんだけれど、日本のケーキミックスは甘くてよりホットケーキ感がしますよね。アメリカの粉も時々買ってきては見るんだけれど、どうもやっぱり塩辛い感じがしていて、自分の中の「ホットケーキ像」というものにマッチしない気がしてならない。まあ好みの問題だとは思うんだけれど、僕は日本の粉の方が好きだ。
さて生地はだいたいの作り方は決まっているものの、割といろいろアレンジをしながら作ってみたりする。これはもはや自分の中で定着しているやり方だけど、バニラエッセンスを入れるというのはよくやる。あとは牛乳の加減で、ふんわりしたのが食べたいか、薄いのが食べたいか、気分次第。別にどっちが好きとかそういうのもなく、本当に気分だ。そのうち、目をつぶって牛乳を入れて、ホットケーキ占い、なんてのを作っても良いかもね。
今日は牛乳少なめの生地にして焼き始める。今日は日曜ではなく金曜日、午前中だ。とりあえずカフェジャズを流しながら、読まなければならない本を読みながら生地をフライパンに落として焼き始める。すぐに良いにおいがし始めて、「これだからホットケーキはイイネ」と思いながら本を読みふけっていると、今度は別のにおいが…。
しまった。焦がしてしまった。仕方なくひっくり返してしばし待ち、焼き上がってお皿の上に載せる。全くしょうがないな、と自分にあきれながら次の生地を焼き始める。「あ、ホットケーキにはメープルシロップだ」と、ごそごそメープルシロップを探し始める。これがまた、見つからない。冷蔵庫の中、食料棚などをごそごそ探し始める。当然のように、再び焦げ…。
結局メープルシロップは見つかったんだけれど、常温で保管されていて表面にカビが生えていた。誰だ、冷蔵庫に入れなかったのは…。結局今日のホットケーキはシロップなしで食べることになってしまった。まあそれは別に良いんだけれど、2枚も焦がしたというのが何とも悔しい。
今度こそは、と本も食卓に持って行って、フライパンに集中する。「ピンポーン」お約束のようにベルが鳴る。宅急便だ。宅急便くらいならすぐだよね、と思って荷物を受け取りに行く。タイミングが良いときは重なるモノで、ちょうど宅急便の人が帰っていくときに、今度は郵便屋がやってきて書留だという。
宅急便と郵便屋はそういえば因縁の対決になってしまっているから、宅急便はすぐ受け取って郵便屋は「ホットケーキをひっくり返すから待ってろ」なんて言うと悪いかな、なんて思いつつ、応対する。後から考えてみると、別に末端レベルでは関係ないんだろうけど。
キッチンに戻ってみると、これまでで一番ひどく焦げてしまった。本当に笑っちゃいますよね。笑うしかない。生地はまだあったので、残りの2枚は丁寧に丁寧に焼き上げた。2/3は自分のせいなんだけれども、平日の午前中にホットケーキを焼こうとは、金輪際思わないようにしようと思う。
クレープ屋の前を通るといつも思うんだけれど、あれは生クリームをなめるための理由付けでしかないんじゃない?
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