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今日のnarita nakamise
by TARO MATSUMURA @taromatsumura 2006.06.19 22:00
最近関東地区のテレビのコマーシャルで、成田空港(新東京国際空港)の第1ターミナルがリニューアルオープンしたという話が流れている。ANAをはじめとするStar Alliance系の航空会社がごっそりと移って、広々とした新しいターミナルに拠点を構えたことになる。僕は空港というスペースが何となく好きで、どことなくノスタルジックな空間ととらえている。その象徴とも言える巨大な便名案内板も、より明るい表示になっていたのが印象深かった。
そんな空港というスペースに愛着を持っていない限り、ターミナルのリニューアルだったり便名案内板の表示が明るくなったりすることはあまり関係ないかもしれない。それ以上に気になるのが、空港の免税店。リニューアルに合わせて、「narita nakamise」というブランドで、出国手続きを済ませた後に買い物を楽しむことが出来るショッピングモールもオープンさせた。ブランドのフル仕様のショップが入っていたりして、なかなか楽しめそうだ。
けれどもテレビのコマーシャルが良くなかった。まるで御殿場や幕張のショッピングモールがオープンするとか、六本木ヒルズや丸ビルがオープンするかのように、このnarita nakamiseのオープンがCMで流れたのである。あまり海外旅行をしない事情がわかっていない客なら、当然「新しいショッピングスポットが出来た」という見え方をしたに違いない。
第1ターミナルに両替窓口を構える東京三菱UFJ銀行のスタッフと立ち話していたけれど、「オープンしてから未だに、土日になるとたくさんの買い物客がnakamiseを目指してやってくるんです。しょっちゅう場所を聞かれるんですが、場所を説明するとがっかりしたり、いらいらしながら帰って行くんです」と言う。何を隠そうnakamiseは免税店なのだ。出国する人しかその店頭に立つことすら許されないのである。
そういう制限がある場所だということは、僕にとっても、あのテレビコマーシャルからは伝わってこなかった。いわゆる、「誤解を招く広告」というヤツに分類される悪いコマーシャルだと思う。けれどもちょっとよく名前を見てみれば、「nakamise」なのだから、何かの中にあることは想像できるわけで、海外旅行をする人ならば、出国する人が利用できる免税店、ということは類推できそうなものだ。
まあブランドのラインアップを見ると、海外旅行をする人が欲しそうなブランドショップばかりなので、総合的に考えてみればそこまで不親切な広告というわけでもないかもしれない。ただ僕にとって「nakamise」という響きは、浅草の「仲見世」のイメージがものすごく強いので、やっぱりふらっと入れるんじゃないか、という感覚を捨てきれないでいるわけで。
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