TOKYOTODAY
ミルク・コーヒー
by TARO MATSUMURA - 2009.07.02 09:27
表参道の交差点で、特に南青山側、外苑前よりのブロックにいると、ついつい立ち寄ってしまうのがこの大坊珈琲店。モダンと言うよりは昭和、効率的と言うよりはじっくりと時間を楽しむ。そんな心の余裕を感じることが出来る喫茶店だ。
ウッディな店の天井近くには本やレコードがびっしりと並べられていて、カウンターとテーブル席が2〜3ある程度のこじんまりとしたお店。ジャズが流れ、カウンターの中にはマスターともう一人。
僕が訪れたときには、マスターがコーヒー豆をざるの上に載せて選んでいる「まめえり」(って言うんでしょうか)の作業をしているタイミングだった。まめえり専用の裸電球がつられていて、そこでマスターが、豆をより分けている。その手作業自体は早いんだけれども、見ている僕からすると、豆の音と香りも相まって、本当にゆったりとした時間を過ごしてしまった。
ミルク・コーヒー。ついつい頼んでしまうミルク・コーヒー。暑いのにホットのミルク・コーヒー。まめえりで選ばれた豆で、機械を使わずに入れられたコーヒーに、温められたミルクが重なる。そんな頻繁に通うもんじゃない。ちょっとした隙間に、ふらっと行くと、心もドリップされたように透き通る。
Author
松村太郎 Taro Matsumura
ジャーナリスト・企画・選曲。慶應義塾大学SFC研究所上席所員(訪問)。ビジネスブレイクスルー大学講師。テクノロジーとライフスタイルの関係を探求。モバイル、ソーシャルラーニング、サステイナビリティ、ノマドがテーマ。スマートフォンに特化した活動型メディアAppetizer.jp編集長。 read more & contact
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