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圏外
by TARO MATSUMURA @taromatsumura 2004.09.01 13:41
師匠の経歴や研究柄、ケータイの仕組みについては文系ながらそれなりに理解しているつもりだ。理解すればするほど、高級なことをやっているな、と思わされる。今でこそ、つながって当たり前のケータイだけれど、DoCoMoのFOMAなんて針の穴を通すようなことをやってるように思えてくる。それなので、巷で当たり前のように「高い」との苦言や、不意に落っことしてしまったりといったことはそうは出来ない。それも、使えていれば、の話。
よく圏外の場所から電波が入る場所に復帰したら、新着メールのチェックや留守番電話の確認をしますよね。一時は「電波がバリ3(電波強度最大の表示)じゃないと不安で仕方ない」なんていう依存症が奇異な目で見られていたけれど、今はもはや、3本立っているのが当たり前という声まで聞かれる。
FOMAサービスが始まって間もない頃、トーキョーの地下鉄ではFOMAの電波がまだ入らなかったので、地下鉄に乗るときはある程度の覚悟が必要だった。遅刻する可能性はないか、経路の検索は済んでいるか、大事な電話がかかってこないだろうか…。いろいろ準備と心構えをしっかりしてから地下に潜るのだ。
そのため当時のFOMAユーザーは連絡は完璧だったし、遅刻も少なかった。しかし地下でも使えるケータイを持っている人は、移動中でも遅れそうになったら、あるいは遅刻が確定してからメールで連絡してくる。律儀になった分、まわりがルーズなままだと待ちぼうけを食うことになるのだ。
同じような理由で地下の飲食店も敬遠されがちだ。遅れてくる人が場所が分からないと連絡を取ってくることもあるし、つまらかったときのリスクヘッジにもケータイは役立つ。とにかくいろいろな角度から生活に密着区している存在なのだ。圏外で使えないなんてあり得ない。もっとも、圏外でなければ使うことも出来れば、自分から電源を切って断ち切るという選択も出来るんだから。
ところがここ最近、時々僕が使っているFOMAが圏外になることが多い。自宅で普段から使っている場所でも、屋外に出て歩いているときでも、不意に見ると圏外だったりするのだ。どうやらFOMA / movaで設備の故障か何かがあったみたいで、8月31日は18:14から20:30にかけて「断続的に非常にご利用しづらい状況」だったそうだ(DoCoMoのニュースリリース)。
2時間ちょっとの障害だったんだけれども、かなり長く感じられた。そしてそれを示すかのように、21:00台に怒濤のように送られてくるメール。つっかえ棒が外れたかのようだった。例えばメールを待っていたりするとき、返ってこないとあまり設備の問題だと思わず、相手の問題だと思いがちだ。
キャリアとしてコミュニケーションを大切にするなら、止めちゃダメですね、止められません。
ケータイの話になると、ちょっとモードがトーキョーっぽくなくなっちゃいますね。長文なのは毎度のことですが。
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