TOKYOTODAY

今日のフラペチーノ・デイ・エンド

by TARO MATSUMURA - 2006.07.31 10:19

Frappeccino 表参道にオフィスを構えていると、夜の予定がない限りは、1日が終わったら表参道駅まで散歩するか、明治神宮前駅まで散歩するか、表参道ヒルズのBisty'sでワインをちょこっと飲んでいくか、竹下通りの出口に位置するスターバックスでコーヒーを飲んで帰るかの4択が迫られる。別に周期的なモノがある訳ではないんだけれど、スターバックスを選んだ。夏の時期はたいていアイスアメリカーノだけれど、今日は体が冷えちゃっていたのでラテを頼む。それにしても店内の女性はみんなフラペチーノ。

 僕はスターバックスに限らず、あまりフラペチーノやスムージーに感心しなかった。「しなかった」と書いたのは、シカゴでフレッシュフルーツを使ったスムージーを出してくれるJamba Juiceを発見して、マンハッタンでも気に入って飲んでいたからである。けれども日本で飲めるスムージーはジュースを使っているものがほとんどなので、いまいち水っぽくて好きじゃない。スターバックスでもフラペチーノをほとんど飲まない。唯一好きだったのは、濃くて細かいコーヒーゼリーを混ぜた「コーヒーゼリーフラペチーノ」だったけれど、最近は出してくれませんね。

 そんな訳でラテをオーダーするのだが、誰一人としてホット用の紙のカップを持っている客はおらず、みんなフラペチーノ用の丸いドームのようなフタをつけているから場が悪い。もちろん気にする必要はないし、好きなのを飲めばいいんだけれども、なんだか僕だけズレているみたいじゃないですか。店内ではひっきりなしにブイーンというミキサーの音が響いていて、エスプレッソマシーンの音なんて僕のラテのときくらいで、滅多に聞こえないんだから。

 でもなんだかちょっとわかる気もする。1日の終わりにホイップが乗っかった甘いフラペチーノをスプーンですくって楽しむ感覚。その日1日のデザートみたいな感覚かもしれない。甘さは疲れを癒してくれるし、ホイップのヴィジュアルはなんだか豊かな気持ちにしてくれそうだ。けれどもここでふと、同じ原宿で見つけたセオリーである、「クレープの理由」を思い出した。クレープの薄い皮は、ホイップクリームをおおっぴらになめるちょっとした理由付けだ、ということを。フラペチーノもそうなのであろうか。比率から言って、そうでない事を願いたい。


Author

松村太郎 Taro Matsumura

Taro's Portraitジャーナリスト・企画・選曲。慶應義塾大学SFC研究所上席所員(訪問)。ビジネスブレイクスルー大学講師。テクノロジーとライフスタイルの関係を探求。モバイル、ソーシャルラーニング、サステイナビリティ、ノマドがテーマ。近著に『タブレット革命』『スマートフォン新時代』など。 read more & contact

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