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ハマグリ


by TARO MATSUMURA @taromatsumura 2004.09.03 12:17

 青山一丁目に焼きハマグリを食わせてくれるお店がある。そのお店のスタイルがまた独特と言うことで、15人くらいの食事会で行ってみた。焼きハマグリなんて普段は海岸沿いにでも行かなければ食べないじゃないですか。それが都内でいやって言うほど食べるんだから、不思議な感覚になってくる。


 店に入るとまず飲み物を聴かれる。これは普通ですよね。それで飲み物と同時にお通しが出てくる。これも普通通りだ。ここからが違うのだ。乾杯してしばらく飲みながら話をしていると、焼きハマグリが1人に2個ぐらいずつお皿に盛られて出てくるのだ。

 焼きハマグリの貝は当然熱いので、取り皿の縁には木の洗濯バサミが一つずつついていて、それで貝を取り皿まで持ってくるというルールの。そのときに貝の中にたまっている汁をこぼさないように持ってきて、貝を食べる。口の中でとろっととろける貝から、ふわっと海の香りが広がる感覚。これはうまい。

 2個なんてすぐに平らげてしまって、またしばしお酒を飲みながら話していると、再び同じようにハマグリが運ばれてくる。お酒以外のオーダーはしなくても、自動的に次々と運ばれてくるのだ。ハマグリのわんこそば方式。ただ焼く時間があるので、食べ終わったらすぐ、すぐ、と出てくるわけではない。

 このシステムのミソは、焼く時間のインターバルあると見た。焼きハマグリほどお酒にあうものはない、と言いたくなるくらいお酒とよく合うし、それなりに進むじゃないですか。ハマグリを食べるときにお酒を飲んで、その勢いで飲んでしまう。次のハマグリがきたらまたお酒と一緒に食べたくなるのでお酒をオーダーする。

 つまりハマグリを出すだけお酒もオーダーすることになるのだ。お店のハマグリのペースに完全に乗せられる格好で客単価が上がっていく。まあわんこそばと同じように、ストップをかければそこでハマグリはでなくなるんだけれども。

 そんなことを考えたのは食べた次の日の朝だ。とにかくおいしくハマグリをたくさん頂いた。15人の食事会で205個のハマグリを消費。都内で焼きハマグリを食べたという経験そのものが初めてに近いんじゃないかと思うんだけれど、一度にこんなたくさん食べたというのも、自分の中では記録的である。

hamaguri

ハマグリをたくさん食べたら、他の貝も食べたくなってきました。パリで食べたバケツ入りのムール貝とか、どこかで食べたいですね。


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