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PPO Tennis


by TARO MATSUMURA @taromatsumura 2005.02.06 22:37

 空前のシャラポワ人気に沸く中での東レパンパシフィックオープンテニスが東京体育館で行われた。僕もボレーよりはストロークの方が好きなので、ダベンポートとシャラポワのファイナルマッチはとても楽しみにしていた。それにしても動かないですよね、ダベンポート。動かなくても世界ランク1位というのはパワフルでコントロール精度の高いショットが武器になっているからか。フルセットの後のタイブレークの末、シャラポワが優勝した。素晴らしい。

Kishi-san 一方の僕は2005年の年明けに新調したラケットに未だなじめずにスランプ中だ。「6年ぶりに新しいラケットを買って頂けましたね」とは渋谷にあるテニスショップ「Eddy」の岸店長の言葉。以前今日のトーキョーで紹介したコンシール・カフェの近くにある。とにかく6年の間に進化した道具に込められた技術という技術が全て新しい。それが必ずしもプラスに働くかというとそんなことないのだ。僕からすると、同じ形をしていて同じメーカーなので重心の取り方なんかは確かに面影があるが、まず金と黒のカラーリングだったのが、今度は白と赤になった。

 外見だけではない。打ってみても前のラケットと新しいラケットとは全く違うモノだとしか言えないのだ。どちらのラケットにも、岸店長が張り上げた張り立てなので、同じストリングス(ガット)を貼ってあるのでラケットそのものの変化が分かるというものだ。そうするとスウィングの変更が必要なくらいにとにかく良くボールが反発する。前のラケット通りに振ると、とにかく吹っ飛んでいくのだ。

 スウィングスピードを落とすとまた塩梅が悪いから難しいし、今までより1/2インチ短い長さに戻ったので打点も変わってしまう。ただ悪いことづくめでもない。ちょこっとだけ回転をかけるように意識すると、ボールが見違えてくる感覚が分かるような気がしてくる。今まで通りのスウィングにさらに回転の要素をかければいいのか。また縦振り、つまりスマッシュやサーブは今までとあまり変わらないスウィングでもすこぶる良い球筋になってくる。もうちょっとでつかめそうだ。

 そんな格闘中のラケットだが、1つだけ気に入っているところがある。それはグリップエンドのエンブレムだ。前のラケットは使いすぎてグリップエンドのペイントが落ちてしまって真っ黒になっているのだ。これだとどちらが表でどちらが裏だか分からない。試合を始めるときに「which?」と相手のコートでラケットをくるくる回してサーブ権を決めることになるのだが、相手はコートに倒れたラケットのグリップエンドをしげしげと眺めて「どっちですかね」なんて聞いてくることも少なくない。新しいラケットなら試合の前から困惑させることもないから。


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