TOKYOTODAY
年賀状の季節
by TARO MATSUMURA - 2008.12.02 13:54
街を走る郵便配達のバイクには、年賀はがきの告知が貼り付けられていた。もう1ヶ月もすれば、年明けになるのだから早いモノだ。小学生の頃から年賀状を書く側だったが、高校生の時に1回だけ、年賀状を配達する側に回ったことがある。元旦から雪交じりの雨が降り、それはもう悲惨な1日だったけれど、いい経験だった。
最近になるとケータイやらパソコンやら、手紙以外にメッセージを送る手段が増えてきている。もちろん年賀状でのみコミュニケーションを取り合う関係性もまた情緒あふれるものがあるのだが、その情緒があったとしても日常的に連絡を取り合っている人を増やした方が豊かなんじゃないか、とも思える。
もちろん年賀状に命をかけてデザインや企画を考える人もいて、そういう人から頂いた賀状には頭が上がらないし、イマジネーションというか、クリエーションにはとても楽しませてもらえる。けれども、気持ちはあっても、そういう飛び道具で応戦するほどデザインや企画ができないので、なんだか気持ちが返せていないような錯覚に陥ってしまう。
それに、配達をやった経験からすると、自分が作る年賀状のためにあの寒くて悲惨な思いをさせるのも、なんだか忍びなくなってくるのだ。いや、書きますよ、ちゃんと。
Author
松村太郎 Taro Matsumura
ジャーナリスト・企画・選曲。慶應義塾大学SFC研究所上席所員(訪問)。ビジネスブレイクスルー大学講師。テクノロジーとライフスタイルの関係を探求。モバイル、ソーシャルラーニング、サステイナビリティ、ノマドがテーマ。スマートフォンに特化した活動型メディアAppetizer.jp編集長。 read more & contact
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