日本的な作法を大切にするデザインのミライ
2007.08.02 12:45 JST - COLUMN - OUTPUT - PHOTO - keitai standard (design keitai tokyo)

INOKO toshiyuki & SAKAI naoki - Actface, KDDI Designing Studio #19
7月31日からスタートした原宿にあるKDDIデザイニングスタジオでの「ケータイがケータイし忘れていたもの 展」。入り口には「actface」、「ヒトカ」、「sorato」の3モデルが展示されていた。そして初日のイベントとして、「actface」2モデルがデザインしたTEAM☆LABの猪子寿之さんとau design projectに携わるコンセプターの坂井直樹さんによる1時間のトークセッションが開催された。今回のコンセプトモデルはユーザーインターフェイスにこだわった展示が展開されている。
まずセッションに参加した猪子さん率いるTEAM☆LABがデザインした「actface」の2モデルからご紹介。

Play - Actface, KDDI Designing Studio #06 Rhythm - Actface, KDDI Designing Studio #07
左のモデルは「PLAY」。画面の中にアニメーションの街が再現されている様子が分かる。これが「普段の行為で成長するユーザーインターフェイス」なのだ。電話帳に登録されている人が街に住んでいる、と見立てて、日々のコミュニケーションによって街が変化することで、自分のケータイによるエクスペリエンスが可視化されていくという。
仕事相手とばかり電話しているとビルだらけになったり、遊び相手ばかりだと森が茂ってきたり。恋人からのラブラブのメールが届けば街中にハートがあふれるし、不在着信が10件重なるとキャラクターが街を破壊して回る。使っているだけで、というよりは見ているだけで楽しいし、街でイベントを起こしたいが為に使いたくなってしまう。PLAYを使う他のユーザーとすれ違うとそのユーザーが来訪し、興味があればコンタクトを取れたり。
一方右のモデルは「RHYTHM」。この端末が持つリズムとは、水墨画や書が書かれるときのリズミカルさのこと。普段の何気ないボタン操作に応じて、ディスプレイに次々に3Dの水墨画の線が現れる。これがまた美しい。ちょうどVJのようなインタラクションが起き、操作することがコンテンツと化すような感覚。ちなみにこの3Dの毛筆の線は、きちんとアルゴリズムが組まれて生成されているそうだ。
画面だらけにしたいけれど

INOKO toshiyuki & SAKAI naoki - Actface, KDDI Designing Studio #14
「actface」をデザインするに当たって、猪子さんは「画面だらけの光あふれるデザインにしたかった」と語る。それを象徴するように、折りたたみ型のケータイを開くと、通常のディスプレイ部に加えてボタン部分に至るまでディスプレイが仕込まれている。しかしボタン部分は完全なタッチパネルではなく、ボタンとしての突起を残すデザインを採用している。iPhoneのようにタッチパネル形式を取っていないのにも、猪子さんなりの理由があった。
「タッチパネルには目視が必要」(猪子さん)というように、タッチパネルには突起がなく、平らな部分をボタンとして認識する必要がある。iPhoneこそ指で操作することが前提になって、今までとは違う操作方法も提案されたが、日本のケータイユーザーが通話キーやダイアルキーをブラインドタッチして使うことは出来そうにない。「配置を覚えている身体性を大切にしたい」(猪子さん)ために、電話らしいボタンを残したという。
茶道とマリオの不思議な関係
「ケータイはクルマのように、操作することを楽しむようには出来ていない」猪子さんはそう話す。これと比較するようにして日本の茶道や剣道、そしてファミコンのマリオの話題になった。日本の茶道は、西洋や中国のそれとは違い、「おいしくお茶を飲むことではなく、茶道の作法をトレースすることに重きを置いて楽しまれている」(猪子さん)と指摘する。
剣道も後ろから斬りつけるのはタブーだが、そもそも何のための剣術だったかを考えると、茶道のそれと共通点が見つかる。またマリオ好きの猪子さんらしい意見なのだが「本当はピーチ姫を助けるためにマリオを操作して冒険していくが、だんだんマリオを操作することそのものが楽しくなってくる」という。これらは、「日本にある、本来の目的を忘れた作法である」とまとめることが出来る。
「actface」には、日本の本来の目的を忘れた作法と、西洋の合理性を共存させたユーザーインターフェイスデザインが展開されている。
例えばPLAYで言えば、不在着信10回でキャラクターによって街が破壊されてしまうが、それが見たくて友人にせがんで不在着信を10回してもらったり、3Dの水墨画を見たいがためにケータイに沢山の文字入力をしてみたり。そんな触ることが楽しいケータイが、今回の「actface」が提案しているユーザーインターフェイスなのだ。
目的を忘れて操作に熱中する、「(もう言われているかも知れないけれど)日本人って変態だな、と世界に言われたい」(猪子さん)、新しいユーザーインターフェイスは、日本人らしさ、日本文化らしさが存分に注ぎ込まれたデザインだったのである。
プロダクトの価値が減り、アプリケーションによる発展へ
セッションの中で日本は作法を楽しみ、西洋は合理性を求める、という話題が出ていた。僕はクルマ好きでもある。日本と欧州の自動車を比べてみると、はたしてそれが当てはまるだろうか、とふと考えてしまった。
少なくとも現在の日本のクルマには面白さがない。例えばオートマティックのトランスミッション。誰にでも運転は簡単になるが、クルマを操る楽しみは大幅に減ってしまう。別にマニュアルだから良いというわけではない。欧州のクルマも、クラッチがない2ペダルのマニュアルミッションが積極的に採用されていて、合理的に作法を楽しむというアプローチが試されたりしている。日本は、作法を楽しみながら合理性を追求できるだろうか?
今回のTEAM☆LABが提案した「actface」は、操る楽しみから機能的な合理性を求めたプロダクトへケータイを進化させる布石になっている。この次の局面を、猪子さんはこう見ている。「テクノロジの進化、デザインケータイ、その次はユーザーインターフェイスの進化の局面。その次は、プロダクトの価値が減り、そのものが変化する事がデザインになる」(猪子さん)。
人がケータイを使うことそのものがコンテンツになり、そのコンテンツと呼応してコミュニケーションが広がる。そんな場がケータイのミライなのではないだろうか。そのためのコンテンツを作り出すのはプロダクト以上にアプリケーションである。そのアプリケーションの姿とはいったいどのようなモノだろうか? 少なくとも、Second Lifeではないと思っていたが、「actface」を見て、その思いを強くした。
- go to entry pageiPhone Party
2007.07.26 11:58 JST - COLUMN - OUTPUT - PHOTO - keitai standard (event iPhone keitai)
先週の木曜日、とても面白い、というか奇妙な集まりにお誘いを受けた。その集まりに来る人はみなiPhoneを持っている人!残念ながら僕は持っていないので、自慢される立場だったのだが、それでも目の前に20台のiPhoneが並んだ様を見ると、さすがに圧巻であった。もちろん僕も触れると言うよりはしっかり握って色々試すことが出来た。日本ではiPhoneをケータイとして使うことが出来ないことはご存じの通りだが、iPhoneホルダーの方々が見るケータイの未来とはどのようなモノなのだろう。
外村さんのお声かけで1両日の間に企画されたiPhone Party。本名は「iPhone千手観音の儀」である。これだけの短い間に25人ほどの人が集まったのもすごかったが、そこに20台のiPhoneまでもが集まるのもびっくりした。集まった方々は、メディアの方、ライターの方、コンサルタント、電機メーカーの方、電子書籍や音声メディアのビジネスに関わっている方、モバイルのサービス提供者など。必ずしもガジェット好きの集いというわけではない。
「iPhone集合写真」で見かけた「ケータイ」との違い
とりあえず「日本で1カ所に、これだけのiPhoneが集まることはないだろう」ということで、テーブルの上に20台のiPhoneを並べて写真を撮ることにした。ここで日本のケータイにはない、iPhoneならではの問題が。iPhoneのデザイン性が優れていることは誰もが認めるところとなったが、同じモノが20台集まると、どれが自分のiPhoneだかすぐに分からなくなるのだ。それだけ皆さんキレイに使われている、ということでもある。
日本のケータイの場合、5キャリアごとにそれぞれ専用のモデルが用意され、3キャリアについては半年ですぐにモデルチェンジを迎える。同じ機種の中でも色違いが3色前後は用意され、機能やデザインと色を選ぶことが出来る。そのためなかなか同じ色の同じ端末を持ち合わせるということは少ない。同じ色の同じ端末を持っている人と出会ったときは、それだけで話が盛り上がった経験がある。しかし同じ色の同じ端末を持っていたとしても、ストラップまでは同じことはない。
つまり日本のケータイを机の上に20台並べたとしても、画面表示や着信音などを見聞きすることなく、自分のケータイをすぐに見つけ出すことが出来る。
一方目の前にある20台のiPhoneは現在1モデルで、PCのように背面にステッカーを貼っている人が1人いたけれど、前面はほぼ全てがディスプレイ。これを表にして並べたら誰のiPhoneだかすぐに分からなくなる。今後iPodのように黒と白の2色だったり、iPod nanoのように5色展開をしてくれることを期待したい、と思わされた瞬間だった。ひとまずこの場では、自分の顔を自分のiPhoneのカメラで撮影し、それを表示させることで、自分のiPhoneのIDとすることにした。
日本のケータイのようにインカメラが用意されることもなければ、アウトカメラの脇に鏡があるわけでもない。自分撮りを自分で行うことは難しいため、お互いに写真を撮り合い、机に並べる。この光景も微笑ましい。並べたはいいが、時々画面を触ってあげないとバックライトがフェイド・アウトしてしまう(もちろん店頭時間は変更できます)。こうしてできあがった写真がこちら。
ちなみに後で述べるとおり、日本でもWi−Fi環境下ではYouTubeを閲覧することもできる。各自が思い思いの映像を表示させて同じ事をしたら、どうなるだろう。残念ながらiPhoneでムービーを録画することが出来ないが、もし動画撮影の機能があれば写真ではなく、机に置かれたiPhoneから一斉に自分の自己紹介ビデオが流れていたらと考えると、ついにやにやとする場面があった。
Safariがネットに常につながっている安心感
さて記念撮影が終わってからiPhoneをつまみに話が始まった。まず多くの人が、しかも口を揃えて語ったのは、Safariに対する信頼感である。Wi-Fiの感度や公衆無線LANサービスに載りにくいという話もあったが、オフィス、自宅、その他のホットスポットに入ると日本でも、きちんとiPhoneはオンラインになる。そこでiPhoneの大きめな画面の中で、Safariがネイティブに動くのだ。
そして「Safariのナビゲーションが素晴らしい」というご意見もうかがうことが出来た。
これまでのケータイのフルブラウザやスマートフォンで搭載されているブラウザでは、ページが開けても、快適にページの中を移動したり、記事を読んだりすることがかなわなかった。全体を表示させると文字がつぶれて読みにくい。文字を拡大すると今度は全体が分からない。拡大・縮小が難しいから起きていた問題だ。Safariではタップやつまむといった動作を使うことで思い通りの表示に合わせることが出来る。ケータイとフルブラウザにまつわる問題を完全に解決していると言える。
僕はiPhoneの魅力の1つに「Web 2.0をまとったケータイである」という話を書いた。しかしiPhone Partyで実際に生活の中でiPhoneを使っている方々に話を伺うと、Web 2.0をまとう以前の問題として「常にSafariがネットにつながっている事への安心感がある」ということだった。今まで非常手段的だったモバイルのウェブブラウザが、実用域に達したと言っても過言ではない。ネットが空気や水のようなモノであるとすれば、それを受け取るコップみたいな存在がiPhoneなのだ。
日本でiPhoneが20台集まったiPhone Party。視界にiPhoneが入らない瞬間はないその場で、自分も触らせてもらいながら、既に数週間使い込んでいるiPhoneホルダーの方々にお話を伺うことが出来た機会だった。ちなみにパーティーがスタートしたときから気になっていた1台の新品iPhoneの箱。会の最後に、24人中4人のiPhoneを持っていない参加者の間で購入権をかけてジャンケンをしたのだが、ジャンケンの弱い僕はあえなく敗退…。
iPhoneに関する話題の続きを。
優秀なカメラ付きフォトビューワー
iPhoneのカメラ回りの機能はとても充実している。もちろん日本のケータイのようにオートフォーカス付き3.2メガピクセルのカメラユニットだとか、手ぶれ補正だとか、モバイルライトといったモノは搭載されていない、2メガピクセルのカメラではあるが、撮影して保存された写真の扱いはこれまでのケータイとは一線を画す。
Macを購入するとはじめから入っているアプリケーションにiPhotoという画像管理ソフトがある。デジタルカメラやメモリカードから写真やデジカメムービーを読み取り、保存しておくツールだ。iPhoneのカメラ機能は、簡単なデジタルカメラと画像管理ソフトが一体となった使い勝手を提供してくれる。
日本においてはカメラ付きが当たり前のケータイ事情、カメラと撮影画像の閲覧は当然こなすことが出来る機能だ。さらにはスタンプをつけたり、画像合成をしたり、音声をつけたり、iPhone以上に強力な画像編集の機能を備えている端末がほとんどである。写真を撮って多彩に楽しむこと、これは日本のケータイがいち早くカメラ付きとして普及したアドバンテージである。
しかしカメラ機能とデータフォルダの連動性や、(対応する機能が少ないものの)フォトアルバムから別の機能へ写真を送る際のわかりやすさはiPhoneが上。そしてなにより、大きな画面で見る写真の迫力と、目的の写真にたどり着くまでの、フォトアルバム上で写真をめくる閲覧動作が楽しい。見ることが楽しい有中名フォトビューワーなのだ。だからこそ、日本のユーザーなら、付属のカメラがもう少し高性能だったら、と望んでしまうところだ。
ちなみにiPhoneからFlickrへ写真を投稿する動作も「意外と知られていないけれど、簡単」と紹介してくれた方がいた。あらかじめFlickrへメールで投稿する設定をする必要があるが、写真を撮ったり表示したりして、メニューを出して「メールで送信」を選び、宛先にFlickrを入れるだけで済む。
当たり前の動作のようだが、カメラ機能から新規作成メールに写真が受け渡される際、写真が一度縮小されて黒い空間を通り、その下に新規メールの白紙が滑り込んできて写真が貼り付けられる、という動作を見せてくれる。送った写真に対する相手の反応は大切だ。しかしそれ以前に、写真を送るだけで自分がワクワクしてしまうとは。
iPhoneは“1カリオストロ”
iPodから派生したiPhoneだけに、メディア再生機能は欠かすことが出来ないポイントでもある。日本でケータイとして利用できないiPhoneについて、日本国内にいるユーザーは何をしているか? 1つはリッチな動画を楽しめるiPodとしての利用だった。つまりあの場にいた人たちは、日本国内にいる間は、iPhoneのiPod性を存分に楽しんでいるユーザーなのかもしれない。
ビデオに対応するiPodでは今までも映像を持ち運ぶ事が出来た。日米のAppleのウェブサイトからダウンロードできる豊富な映画予告編の数々やビデオPodcast、iTunes Storeで配信されるミュージックビデオを持ち歩くことが出来る。僕もiPodの中にせっせと映像をため込んでいるが、音楽を選ぶようにしてテレビの中のモノであったはずの映像を選べる感覚はとても気持ちが良い。ワンセグでテレビが見られるのとはちょっと違うのだが、それはまた別の機会に。
これまでのビデオに対応したiPodはビデオ対応以前のiPodと同じ、上半分に画面、下半分にクリックホイールというスタイル。2.5インチのディスプレイでも動画を持ち運ぶ楽しみは存分に味わえる。しかしiPhoneのディスプレイは3.5インチまで拡大された。端末の面全てで再生されるiPhoneでの動画視聴はとても迫力があった。iPhoneのYouTubeへの対応がリリース直前に出てきたが、「ネットにつながる画面」がYouTubeの動画を再生できない方が不自然だと思うくらいである。
動画を見られる時間は「1〜2カリオストロ」だという話だった。“カリオストロ”とは映画『ルパン三世 カリオストロの城』の事。この作品は約1時間40分だった。ということは、動画の連続視聴では2時間〜3時間半といったところだろうか。カタログ値の7時間にはなかなか届かないそうだ。YouTubeを視聴する時は当然Wi-FiをONにしていなければならないので、その分の視聴時間も短くなってしまう。
とはいえYouTubeの動画は10分以内と短いので、YouTubeビューワーとして遜色ない。少なくともこれまでのケータイの使い方の場合、隙間時間に楽しむため、そこまで連続再生をする必要はないのかも知れない。iTunesやiPodと同じように、前回再生を終了した部分からリスタートできるので、頭出しが面倒と言うこともない。え? 映画を途切れ途切れで見たくないって? それ以上に、iPhoneの画面で好きな映画を持ち歩くのはエキサイティングだと感じていますよ。
情報や音楽に指で直接触れる、初めての体験
iPhoneで再生できるのは当然ビデオだけでなく、音楽も再生できる。画面に表示されるボタンを押しながらオペレートする事が出来るのでクリックホイールはもういらないな、と思わされたのだが、曲目リストを上へ下へ送る動作もまた気持ちが良い。さらにiPhoneをヨコに倒すとアルバムのジャケットが並ぶCover Flow表示へ移行するが、指でなぞって自分のCDラックからCDを見つけ出すその動作が、手の平の端末の中で行われる。
前述したSafariやGoogle Maps、写真のナビゲーションもそうだ。引き延ばしたり指でつまんだりすることで、ウェブページや地図、撮影した写真が拡大・縮小される。Google Mapsの衛星写真でこの拡大縮小をし始めると、遊び終わるのにゆうに5分はかかってしまった。端末を傾ければ、写真の縦横が入れ替わって、最適な画角(画面いっぱいの表示)で写真を楽しむことが出来る。写真をなぞれば、ペラットめくることが出来る。
iPhone Partyにも参加されていた南さんはこう表現している。
「iPhoneで「Web に指で触る」機会が増えた、という事。Web との触れ合いはこれまで、PC ならマウス、携帯ならボタン、PDA ならスタイラスと、何らかのデバイスを介してのお付き合いだったが、iPhone により、「Web に直接触れる」とでも表現したくなる<略>様な、新しいネット体験が生まれたのである。
これは電話のことを抜きにすれば、iPhoneは中に入っている情報を表示させる部分が実に広く取られているデバイスなんだけれど、そこにタッチスクリーンのインターフェイスを組み合わせることによって、「情報に直接指で触れる」感覚を作り出している、という感想である。表示装置でありながら、中身を「触れる」カタチで可視化している。身の回りにある電子的な情報に触れる、それに類する感覚を得られる経験が、こんなに身近にあっただろうか。
少なくとも僕にとっては、このインターフェイスは初めての体験であった。これを触ってしまうと、普段のノートPCのスクリーンやタッチパッドなどでも、指を2本使ったり、指でピンとはねて画面上のものを動かしたくなってしまう。一度触ってしまうと、他で何故出来ないのだろう、と今まであまり不満に思わなかったコンピューティングについて考え始めてしまう、キーボードによる文字入力を除いては。
iPhoneは魅力を放っている。実際に触ってこれは革新するところだ。しかし現段階で日本にいる限りでは、まだまだ決定的に何かを変えるモノではないのかも知れない。手に入れるまでのコストやハードルが高いし、とにかく日本では使えない。しかしながら20台のiPhoneに触りながら時間を過ごすと、パーティーが終わる頃に会場は「これが完成系? まだまだ行けるでしょう?」という欲という名の期待感で満たされていたから不思議なものだ。
色々想像はふくらむ。
・Wi-FiやBluetoothを使ってiPhone同士がコミュニケートできたら
(セキュリティの関係で縛ってあるようですが)
・iChatとの間でテレビ電話(ビデオチャット)が可能になったら
・iPhoneのiPod機能がiTunes Storeへのアクセスに対応したら
・一眼レフカメラからiPhoneに写真を入れて閲覧したりメール送信できたら
・ビデオ撮影が出来たら
・iPhoneネイティブのSNSやBlogエディタが搭載されたら
このあたりにしておこうと思うけれど、いくつかの機能については、iPhoneで開発できるウェブベースのアプリによって実現できそうだ、というところもまたiPhoneらしさとしてこれから現れてくることは間違いない。とても興奮して家路に就いたわけだけれど、とにかく、未来のケータイの1つの方向性を考えていく上での、大変大きな参考になったパーティーだった。
- go to entry pageおサイフケータイで生活できるか?
2007.07.20 19:35 JST - COLUMN - OUTPUT - keitai standard (felica keitai lifestyle)
電子マネーへの興味
先週末、海外の研究者からおサイフケータイに関するインタビューを受けた。運が悪いことに東京はちょうど台風の直撃を受けて、せっかくの東京滞在を強い風雨が印象づけることになってしまって残念ではあったが、2時間半近くインタビューとディスカッションは大いに盛り上がった。まずはじめに興味と議論のきっかけになったのは僕が2004年末頃から実践しているおサイフレスの生活だった。2004年とは、ちょうどDoCoMoがおサイフケータイをリリースした頃である。
1つ、ここでの前提として、おサイフケータイが電子マネーやクレジットカードなどの決済システムを載せる媒体である、という点にフォーカスして話を進めていきたい。もちろん電子マネーもケータイに限らずプラスティックカードなどで利用できるし、おサイフケータイも決済手段に限らない利用方法があるが、インタビューもディスカッションも、決済手段としてのおサイフケータイという視点に沿って展開されたので。
さて電子マネーに関する僕の興味は高校生の時代、1998年にさかのぼる。当時から僕がよく遊んだり買い物をしていた渋谷で、VISA Cashの社会実験「渋谷スマートカードソサエティ」が展開されていて、電子マネーとのファーストコンタクトは500円の使い切り型の電子マネーカードをもらったときだった。とはいえ使い切り型でチャージは出来ない電子マネーは、あまり特別なモノではなかった。もともとJR東日本でIOカードや図書カードを使っていたので、プリペイドカードそのものと同じだ、理解してしまったためである。
2001年にEdyのサービスがスタートした際に、早速サンプルのカードをもらった。オートチャージなどの機能は付いていなかったが、何回でもそこに追加してチャージでき、どこかのショップブランドに限らない利用可能店舗の広がりを見て、「おサイフに現金を持たないで日常生活を送ることが出来るか?」という点に関心を持ち始めた。そのため早速にEdyを使い始めて、その利便性から「少額決済の世界から現金がなくなるかもしれない」という可能性を感じずにはいられなかった。
しかし当時も現在も、まだまだユニバーサルにEdyがどこでも使えるというわけではない。先行しているEdyですらそんな状況なのだから、電子マネーやそれを乗っけるおサイフケータイがユニバーサルな決済手段であるとは到底言えないのである。極端な話、Edyが使えないからといって、人々が街中で何も買わないで過ごすわけでもなければ、何か生活を変えるわけでもないだろう。しかし電子マネー普及の過渡期に、どのようにして人々が電子マネーを受け入れていくのかをいち早く知りたかった。
そこで、今まで通りの生活の中で、現金を使わないならどうなるか、という体験を通じて、テクノロジによるお金の変容を追いかけてみたくなったのだ。
これはおサイフケータイが「おサイフ」に取って代わったときのライフスタイルがどうなるか、普及が進む過程でのユーザーの行動や問題点がどうなるか、という観察としても実践してみたいことだった。そこで、2004年から現金が入ったおサイフを持ち歩かず、おさいふケータイとカードケースを持ち歩く生活に切り替えてみることからスタートした。ゆくゆくはカードケースの厚さも薄くなり(持ち歩くプラスティックカードの枚数が減っていき)、おサイフケータイの中にカードの機能が入っていくだろう、という仮定付きだ。
ここまでの結論から言えば、東京都内で暮らしている分には、それなりに「何とかなる」ということだ。現在までに特に頼ることになったのは、電子マネーではなくクレジットカードであった。これもゆくゆくは電子マネーにその役割を移していったり、クレジットカード自体がおサイフケータイの中に入っていくことになるとは思うけれど。
店舗や電子マネーブランドの選択
現金に頼らない生活をする、という実験の中で変化したことと言えば、店の選び方だった。東京都内でも、クレジットカードや電子マネーが利用できる店、利用できない店には差がある。買い物をする、しないという生活は変えない、しかし現金は使わない、と言う条件を付けた場合、当然ながらクレジットカードや電子マネーが使えるお店を選ぶようになる。当たり前の話ではあるが、今まで気にしたことがない選択を迫られることになった。
例えばコーヒーチェーンの場合。200円〜300円のコーヒーですら現金を使わないのか、と思われるかもしれないが、ここは徹底してみる。街中のスターバックスはクレジットカード決済が可能だが、タリーズやドトールではクレジット払いが出来ない。そこで現金を持ち歩かない場合、スターバックスを選ぶようになる。個人的にはスターバックスよりもタリーズのラテの方がおいしいと思ったりするのだが、一応実験なので仕方ない。しかしショッピングビルなど、エリアでクレジットカードや電子マネーに対応している場合は、その限りでないことにも気付いた。
もちろん徹底できないパターンもある。地元のスーパーに関しては全滅だった。ちょっと足を伸ばせば大手スーパーがあったのだが、行動範囲が変わる、ということで実験の中ではNG。野菜や牛乳などの食料品やトイレットペーパーといった日用品はカードや電子マネーで買い物をすることが出来ない。この場合は現金を持って行かなければならなかった。
また、電子マネーをチョイスするとき、どの電子マネーのブランドを持てば一番便利か、という点も考えなければならなかった。繰り返すようだが生活を変えない、と言う前提でおサイフレスの生活をするので、電子マネーブランドを選んで引っ越す、と言うことはナシにしておこう。実験が進み、2005年頃の段階で無理矢理に電子マネーを使うシチュエーションを作ろうとしたとき、電子マネーのブランド決定は生活エリア内での電子マネーの普及状況によるところが大きかった。
1つの要素はコンビニであった。コンビニは他の流通系に比べていち早く電子マネーを取り入れているお店だったし、僕も利用する頻度が高いためだ。2005年当時で、もし地元の駅前にam/pmがあればEdyを選ばなければならなかったし、もしファミリーマートが駅前にあったり、駅がJR線の駅だとすればSuicaを選ぶことになった。僕はJR線沿線に住んでいるわけではなかったが、ファミリーマートが駅前にあったので、Suicaを主たる電子マネーのブランドに選ぶことになる。
駅やオフィスに隣接する商業施設でどの電子マネーが利用可能か、といった生活圏内での電子マネー普及率が大きく関係していたのは、これは電子マネーが普及していく仮定でエリアが限られていたため、利用できる範囲が決められた地域通貨的な側面を表しているかもしれない。Edyの大学キャンパス内に普及させて学生への利便性を訴求したり、九州・沖縄での普及実験はまさにローカルなエリアに特化した普及のモデルを作った。
例えば慶應大学のSFCでは生協から学生食堂に至るまで、学生が日頃利用する店舗にEdyを導入している。ANAカードのマイルをポイントサービスとして組み合わせたことで、利便性とお得感を出して提案した。20分しかない短い昼休みに生協にいると、Edyを利用する際の例の音「シャリーン」がひっきりなしに鳴り響く様子はとても印象的だった。
またSuicaの駅ナカ戦略は、JR線を利用するときに必要なSuicaの強みを生かして、JRの駅というローカルな(しかし数珠繋ぎされている)エリアでの利便性を高める方向性を打ち出し、Edyがローカル性の中で提案していく様子と共通している。それもこれも、これまで電子マネーが、1つの店舗で1つの電子マネーの利用に起きていたローカル性だったのだろう。利用する店舗と電子マネー、持っている電子マネーと利用する店舗の排他的な選択性が強かった。電子マネーは換金できず、他の電子マネーのブランドで利用することも、合算して決済することも出来ないからだ。
しかし昨今は違う流れが出てきた。
Suicaにいち早く対応したファミリーマートもEdyが利用できるようになったし、Edyに真っ先に対応したam/pmでも東急電鉄と提携してPASMO/Suicaに対応するようになることが決まっている。端末側の対応によって、複数の電子マネーブランドに対応する動きはコンビニ以外の店舗にも広がっている。
ブランドのユニバーサル化が進み、おサイフケータイに電子マネーを納めることで、複数のブランドの電子マネーを持っていても財布が厚くなることはないし、レジで財布の中から注意深く利用できるICカードを選んで取り出すことなく、ケータイをかざすだけで済むようになってくると、電子マネー全体の利便性が高まってくる。
エリアや対応状況によるローカル性からの生じる選択から、電子マネーのユニバーサルな対応へと移行しつつあるのが現在だ。その流れの中で別の要素が、主として使う電子マネーのブランド決定に関係してくるだろう。それはポイントサービスなのか、さらに別の利便性やお得感なのか。
「ライフスタイルを変えないこと」から
2007年に入って、電子マネーが店舗側の対応やおサイフケータイへの対応でユニバーサルに使えるようになってきた。ではどの電子マネーを利用するかを考える際、何が決め手となってくるのだろうか。ここでキャッシュレス生活の実験を経験した僕が考えるポイントは、まずはいかにして現在の生活を変えずに導入できるか? だと考えている。
実験の中でなるべくライフスタイルを変えないように心がけていたが、店舗や電子マネーのブランドを自由に選べない時点ですでに新たな、しかも地域や店舗の対応による「選択」を迫られていた。しかし1つを選んで使い込むことで、現金で支払いをしているのと同じような生活を送ることが可能だった。それでも現金に出来て、電子マネーに出来ないことがまだある。
例えば数人で食事に行って、割り勘をする場合。現金であれば、お代を人数やちょっとした割合で計算して1人分の金額を出し、その分の現金を場に集めてまとめて支払いをする、と言ったことが可能だ。現金を持たない生活の場合、あるいは現金の持ち合わせがない場合もそうだけれど、少ない人数であれば自分がカード払いをして他の人から割り勘分をもらうことも出来る。しかし5人を超えて人数が増えてくると、決済額が大きくなって、なかなかそういうわけにも行かなくなってくる。
これはちょっと余談かもしれないが、お賽銭はどうするのだろう。ご縁がありますようにと賽銭箱に投げ入れる5円玉と、賽銭箱のようなEdy読み取り部に100円吸い取らせるのとでは、5円玉の方が御利益がありそうな気がする。よく噴水に「また来られますように」とコインを投げ入れたりするが、電子マネーのカードやおサイフケータイをジャボンと投げ入れるわけにはいかない。そう言う点で、新しいお金のカタチに関する感覚的な定着には時間がかかる。
数年間の実験の中で見つけた、僕が考える現金と電子マネーの最大の違いは、チャージだった。チャージに関しては、現金に出来て電子マネーに出来ないこと、ではなく、現金では必要なく電子マネーでは必要な動作ということになる。
特に2001年にEdyを利用する際、チャージをする機会が現金を使うコンビニの店頭以外ではなかなか見かけなかった。そのためか、コンビニでもチャージせずにそのまま現金で払ってしまうことが多くなってしまった。せっかく小銭に煩わされることがない電子マネーのEdyも、チャージが面倒であったために、あえてEdyで決済するインセンティブは特になかったのである。
Edyはケータイの上でANAのマイルと連携することでポイントサービスが受けられるようになったので、インセンティブになり得るが、ポイントサービスが受けられるとしても、おサイフケータイのEdyアプリからはポイントをチェックできないし、そもそもANAのマイレージカードを持っていなければ始まらない。いくらポイントがもらえても、ポイントを受けられるまでの面倒くささが、チャージに対する面倒臭さにプラスされてしまっていた。
Suicaカードのチャージは少し違っていた。Suicaにはもともと、電車に乗るためにチャージをしていたため、コンビニで電子マネーとして利用するためだけに敢えてチャージをすることはなかった。PASMOオートチャージやモバイルSuicaのアプリによるチャージも便利なのだが、どちらも対応するクレジットカードや銀行口座を用意したり、ケータイにアプリをダウンロードしたりするなど、簡単に使い始められるとは言い難い。そのため通常のSuica/PASMOカードが、チャージに関して言えば、最も簡単に、わざわざ感なく使い始められる電子マネーであると言える。
しかしながらセブンイレブンのnanacoが登場してからは、少し状況が違うようだ。
2007年7月17日付の日経新聞に掲載されていた電子マネーのデータによると、2007年4月23日に東京都内からスタートしたnanaco、既に380万枚を発行し、6月の月間利用件数はトップの3000万件に躍り出たそうだ。老舗とも言えるEdyはサービスを早くからスタートさせ、発行枚数も他サービスを凌駕する3100万枚、利用できる店舗も52000店、月間利用件数は月間1800万件を数える大きな勢力であるし、電子マネーという分野を開拓してきた先駆者としての提案性の高さとブランドもある。
しかし東京に住んでいると、Edyの強さは他の電子マネーの陰に隠れているように思える。Suica/PASMOはエリアこそ首都圏に限られるものの、合計2295万枚発行で月間1746万件と全国区のEdyの利用件数に迫る勢いだ。また特に注目すべきはnanacoで、7月11日は開始から80日間で発行400万枚を突破し、6月は月間3000万件利用まで延びている。利用できる店舗数はSuica/PASMOが約2万店、nanacoが約1万店であることを考えると、nanaco・Suica/PASMOのカード1枚ごとの利用率は、Edyを上回っていると考えられる。
Edyのポテンシャルは大きいが、Suica/PASMOはチャージの障壁が低く、結果的に決済の件数が延びている高まっているように見える。しかしEdyと同じスタイルのnanacoが持っている爆発力には目を見張る。これは一体何が作用しているのだろうか?
ITmediaの記事で神尾さんは、ボーナスポイントと、レシートや(ケータイの場合)同一アプリ上での残高とポイントサービスの分かりやすい表示を指摘している。多くの電子マネーやポイントサービスでは決済額に応じて一定の割合でポイントが付く。nanacoの場合も100円で1ポイントの割合だ。しかしキャンペーン中の商品は、20ポイント〜400ポイントのボーナスポイントが付与される(セブンーイレブン: ボーナスポイントキャンペーン)。例えば1リットルのミディペットボトルのドリンク199円を期間中にnanacoで買うと、20ポイント(21円分)のボーナスポイントが付く。
Edyがケータイのアプリの上でANAのマイレージ連携することでポイントを貯めていく一方で、nanacoは1つのアプリを入れるだけでセブンイレブンで利用できるポイントが自動的に貯まっていき、モノによっては高いポイントを得ることができる。ANAのマイレージ10000マイルがEdyの10000円分に交換できるが、nanacoは101ポイントで100円分に交換できる(1ポイントは手数料)。このあたりのわかりやすさ、利用しやすさが、ユーザー層を増やし、利用件数を伸ばし、この80日間の爆発力に繋がっているのだろうか。
ここで、先に述べた新しいお金のカタチに関わってくる。
貨幣で199円のドリンクを買うと199円払ってドリンクが手に入る。これは当たり前のことだ。しかしnanacoで買うと、199円分がnanacoのカードから引かれるが、nanacoでの買い物を続けていくとすれば、実質的には179円でドリンクを買うことができる。ユーザーからすれば、ただ単に20円分お得だった、というところだろうか。
しかしキャンペーン中ではない199円のお菓子を買った場合、貨幣でもnanacoでも199円には変わりない(nanacoには1ポイント付与されるけれども)。ドリンクを買う場合に限って、199円と199“nanaco”円では意味が違うことになる。購入する商品によって、“nanaco”円の場合、表記されている金額の意味が変わるということか。
ポイントサービスはnanacoに始まった話ではないが、日常的な少額決済で、細かいマーケティングとポイントサービスの上手い連携でメリットを感じられるパターンは初めてかもしれない。お金が「見えないお金」に変わることで価値を増やしてメリットが受けられる反面、ボーナスポイントによってダイレクトに買い物がコントロールされることにもなる。それも含めて「意味のある金額」という新しいお金のカタチが試されているのだろうか。
「見えないお金」へのエデュケーション
nanacoは身近な「見えないお金」を使うことへのメリットをアピールすることによって、利用者層をこれまで電子マネーを使ってこなかったユーザーにも押し広げ、また活発な決済件数の伸びを実現しているようだ。しかしそこには、これまでの広告に頼らず、ポイントというメリットによってダイレクトに消費を誘うマーケティングをも身近に呼び込んだことにもなる。「見えないお金」を利用するユーザーは消費が増やせる? 決してそんなことはないはずだ。そこには「見えないお金へのエデュケーション」が必要ではないか。
最近僕の地元の駅の目の前にあるファミリーマートに、EdyとiDが導入された。元々Suicaでの決済が可能だったので、レジにはSuica、Edy・iD共用の2台の非接触ID読み取り装置が置かれることになる。ちなみに2種類の決済が可能な端末が配置されるのは画期的なことだ。先日家電量販店に行ったら、Edy、Suica、iDの読み取り機がバラバラに設置されていて、とてもスマートとは言えないレジになってしまっていた。ちなみにNTT DoCoMoは2006年9月のリリースで、Edy、Suica、iD、QUICPayの4つの決済方法を1つの端末でこなす読み取り機を発表している。
各種端末の機能は似ている。先駆者であるEdyがそのスタンダードを作っているが、決済で引かれる金額が表示され、タッチするとそれぞれの電子マネーの決済音がして、残高が端末に表示される仕組みだ。読み取り部がレジ端末と一体型になっているコンビニのam/pmやセブンイレブンでも、画面表示は読み取り端末のそれと同様で、もらえるレシートに残高やポイントなどが印字される点も便利だ。
Edyが決済に音を付けた点は僕はとても評価している。お金を払うときに特に音がするわけではないが、共通の決済音を付けることで、キチンと決済されたかどうかが分かるだけでなく、オフィシャルに決済がなされた証明にもなっていると思うからだ。こどもにお使いを頼むとき、お母さんがお使いメモとEdyカードを渡して「これでシャリーンしてきて」なんて伝えれば、「見えないお金」を扱う場合でも分かりやすい。
前回の「現金で出来て電子マネーで出来ないこと」シリーズになりそうだが、お使いを頼んだこどもにどうやってお駄賃をどうやってあげればいいだろう。今ある手段で考えると、Edyをケータイで使う場合は簡単かもしれない。こどもが持つおサイフケータイに、親のおサイフケータイからEdyギフトでおつかい分のお金を入金しておく。キチンとお使いを済ませてきたら、またEdyギフトでお駄賃をあげればいいし、お使い分のお金と共に予めお駄賃を入れておいても良いかもしれない。
「見えないお金」をエデュケーションする媒体としてさらに秀逸だと思われるのがDoCoMoが提供するDCMX miniとiDの組み合わせである。
「見えないお金」をエデュケーショナリングするiD
プリペイドではない「見えないお金」とも言えるクレジットカードとiDの組み合わせの場合は、自分でセーブしなければ際限なく使えてしまう。しかもDCMX miniはFOMAのおサイフケータイでi-modeを利用している中学生以上のユーザーが対象。1万円までと言う制限付きではあるが、お小遣い以上にiDで決済してしまう可能性が大いにあるのだ。
ちなみに1ヶ月1万円未満という制限は、こどもにとってみれば充分大きな金額かもしれないが、クレジットカードからすれば赤字ビジネスであるそうだ。しかしケータイなどの通信の会社は、10円の通話料を取りながらビジネスをしてきた業種。DoCoMoがカード発行主になることで、少額課金のクレジットカードもビジネスモデルに載せられるという算段があり、だからこそ12歳以上のユーザーを1万円未満という限度額でiDの決済に巻き込むことが出来ていると言える。
iD利用者の低年齢化を進めるために気を遣っているのか、iDの決済端末は他の電子マネーの端末とは違っている。
プリペイド型ではなく後から請求されるクレジットカードのスタイルで利用するiDは、「残高」という概念がない(もちろん限度額はあるけれども)。そのため、決済端末をよく見ると、上段は決済金額で他の端末と同様だが、下段の数字は「当日利用額」になっているのだ。この表示は、これまでのクレジットカードの決済レシートにもないものだ。
この表示は、いくら使ったか分からなくて請求の時に大きな金額に、、、というクレジットカードが危険だとする人たちのストーリーを、1日1日の消費の場において防げるようになるモノではないだろうか。もちろん多くのクレジットカードは、ウェブサイトで明細を確認することが出来るし、ケータイから利用できる多くの電子マネーでもアプリから決済履歴を呼び出すことが出来る。
しかしiDの端末は、支払うその場で当日使った金額が分かるのだ。これは、ウェブやアプリで後から確認できることとは違うはずだ。お金が財布の中で見えなくなり、数字で動くようになったからこそ、自己管理を促す端末を導入している。DCMX mini + iDからクレジット払いに入門するワカモノの方が、「見えないお金」の扱いは上手くなりそうじゃないですか?
nanacoのように顧客を囲い込んでいくために、ボーナスポイントなどのインセンティブを付けながら電子マネーに慣れてもらうのが現在だ。しかしDCMX miniとiDの組み合わせが低年齢層にも広がるようになると、前払い型や後払い型に限らず「見えないお金」を扱うことが当たり前になり、僕の実験のように無理矢理ではなく、自然に現金に触れず便利な生活を送る世の中が訪れることになることは容易に想像できる。
その「見えないお金」を扱う媒体としてもっとも有力視できるのがケータイである。いまはおサイフケータイという呼ばれ方をしているが、近々「ケータイがおサイフ」として当たり前になる将来が訪れるだろう。そうするためにも、「見えないお金」は現在の紙幣・硬貨などの「見えるお金」で可能なことを余すことなく実現する必要があり、そのスムーズな移行の上に新たな価値を提供する必要がある。
- go to entry pageiPhoneをエデュケーショナリングするApple
2007.06.29 11:56 JST - COLUMN - OUTPUT - PHOTO - keitai standard (idea iPhone keitai mac siliconvalley)
iPhoneが発売される。米国内ではiPhoneは現地時間の午後6時に販売がスタートし直営店のApple Storeでは当日は深夜0時まで、翌日の6月30日からは営業時間を午前9時に早めて対応するそうだ。写真はSilicon Valleyにいるナンバトシミチさん撮影。Palo AltoのUniversity AvenueにあるApple Storeの前。リリース前日から報道陣やギークたちが群がっていて、ウィンドウの真ん中には「巨大なiPhone」を模したすっきりとした動く広告がでんと構えている。なんだか盛り上がっている雰囲気が伝わってきますね。 - read more
Google Gears、Safari 3
2007.06.12 14:30 JST - COLUMN - OUTPUT - keitai standard (google idea keitai mac)
San Franciscoで行われたAppleの開発者イベントWWDC2007のキーノートスピーチで、Steve Jobsが披露したのがSafari 3。Macの次のOSとして10月にリリースされるLeopardに搭載されることはあらかじめアナウンスされていたのだが、これのWindows版のパブリック・ベータまでリリースされたのは意外だった。Internet ExplorerとFirefoxにぶつけるカタチでブラウザのシェア争いに参入すると思いきや、僕がフォーカスしたいのはケータイとの絡みである。 - read more
MOTORAZRとMotolora Qだらけ - San Francisco〜San Joseの旅
2007.06.07 15:30 JST - COLUMN - OUTPUT - PHOTO - keitai standard (keitai lifestyle motorola siliconvalley)
東海岸でケータイについてウォッチングしてきた記事は以前書いたことがある。このときは、日本とアメリカのケータイの利用に関して、割とショックと共に受け入れることになったエピソードだった。しかし今回はそういうショッキングなことは特になかったのでご安心を。ちなみに訪れたのは僕にとって初めてのアメリカ西海岸、サンフランシスコからサンノゼまでのシリコンバレーのエリアだった。 - read more
「泣き顔」
2007.05.21 14:11 JST - COLUMN - OUTPUT - PHOTO - keitai standard (keitai kodomo kotoba)
先日原宿を歩いていたら、小さな女の子とそのお母さんが歩いていた。竹下通りともなれば、道幅が狭くてヒトが密集して歩いているので、否応なしに会話は耳に入ってくる。微笑ましい母このやりとりそうだったので特に会話の内容にまでは注意しないで歩いていたら、女の子の口から妙なフレーズが出てきた。「幼稚園でお砂遊びしてたら雨降って来ちゃったの、泣き顔。」 - read more
Two Phones (3) - 役不足なのはどっち?
2007.05.13 22:11 JST - COLUMN - OUTPUT - PHOTO - keitai standard (idea keitai lifestyle)
基本的にはN703iμが主でポケットに入れて常に持ち歩く。911Tは基本的に、鞄の中。そのため911Tでは留守番電話サービスを使わず、もし着信が取れなかったり、911Tを持ち歩いていない場合は、N703iμに着信転送がなされる設定にしておいた。これで、ケータイとしてのミニマルな機能はN703iμで、ケータイとしてのリッチな機能は911Tで、それぞれ使うという役割分担が成立した。 - read more
Two Phones (2) - 機能を振り分けてみる
2007.05.12 22:09 JST - COLUMN - OUTPUT - PHOTO - keitai standard (idea keitai lifestyle)
前回ご紹介したTwo Phonesというスタイル。ニューヨーカーの鞄を2つ持つスタイルに習って、ケータイを目的別に2つ持つスタイルがあり得るのではないか、ということで考えていて、それを実践した結果をご照会したい。と、その記事を書こうとしていたら、DoCoMoから「2in1」という新しいサービスがリリースされたのでその話題に触れる。 - read more
Two Phones - ニューヨーカーのカバンをヒントに。
2007.04.18 17:05 JST - COLUMN - OUTPUT - PHOTO - keitai standard (idea keitai lifestyle newyork)
先日友人にこんなことを言われた。「ニューヨークではTwo Bagsというカルチャーがあるのでしょ?」と。Two Bagsとは読んでそのまま、2つのカバンという意味だ。ニューヨーカーの女性がマンハッタンに通勤するときに、1つは小さめのおしゃれなカバンを持ち、もう1つは布製のトートバッグ(エコバッグなんて呼ばれているアレです)を持ってくるスタイルのことを指すそうだ。確かにそういう人をマンハッタンで見かけたような気はするし、友人のオフィスワーカーもそんなカバンの使い方をしていた。 - read more
ケータイなしでのサバイバル - 六本木編 -
2007.03.09 14:17 JST - COLUMN - OUTPUT - keitai standard (idea keitai roppongi tokyo)
昨今、ネット上でShutdown Dayが話題になっている。3月24日の1日、24時間、コンピュータなしで生活が出来るか否かを問うて、それを実践するというシンプルな実験の企画。こういう極端なトライは様々なアイディアへリーチするきっかけになるので、僕はとても好きだ。例に漏れず、僕も参加しようと思っているけれど、ワークショップで議論しましょう、という声があったので、実現したいと思っております。また詳しくはこちらでもお知らせします。これに関係するかしないか、久々にした失敗談の話。 - read more
ケータイショップに姿見を
2007.02.09 17:08 JST - COLUMN - OUTPUT - keitai standard (fashion harajuku keitai SoftBank tokyo)
昨日表参道を代々木公園の方向から走っていると、左側にひときわまぶしい真っ白な蛍光灯照明の空間が生まれていることに気づいた。ここには以前J CREWの大きなショップを構えていたのだが、なくなってしまってからしばらく空きっぱなしのスペースだった。Apple Storeができるのでは? なんて言う噂もあったのだが、今週になって急に開店準備をしているのに気づいてびっくりした。 - read more
シャワーケータイ発のシチュエーション
2007.02.05 15:48 JST - COLUMN - OUTPUT - keitai standard (DoCoMo fujitsu idea keitai)
今回のDoCoMoの703iシリーズの中で、欲しいな、と思う端末はN703iμなんだけれど、一番うまく作られているな、と思ったのはF703iだ。水深1mに落としても大丈夫なきっちりとした防水機能を、... - read more
Touch Generation? - D800iDS, Prada Phone
2007.01.23 12:59 JST - BLOGGING - COLUMN - OUTPUT - PHOTO - keitai standard (fashion interface keitai tech)
703i Galleryの写真とともに。たぶん今回のシリーズで一番突飛な実機は、D800iDSだろう。703iじゃないけれども、発売時期が重なると言うことで実際に動く端末が展示されていた。これは2005年のCEATECでDoCoMoブースに展示されていたユニバーサルデザインケータイの製品版ということになる。ケータイのインターフェイスにボタンが残ることはあまり疑うわけではないが、1つのトレンドとしてタッチパネルケータイが盛り上がりそうな気配が大いにある。ちなみに、その次はセンサーですね。 - read more
Macを持ち出す感覚 - Apple iPhone
2007.01.10 13:09 JST - OUTPUT - keitai standard (keitai mac)
噂通り、Apple Computer改めAppleからリリースされたiPod由来のケータイ「iPhone」。iPodがMP3プレーヤーのAppleによるリ・デザインとして成功した結果の普及だったとすれば、このiPhoneもケータイのAppleによるリ・デザインとして成功するんじゃないか、という期待を込めてのご紹介である。ちなみにこれを書いている僕のケータイ環境は、SymbienOSベースで日本で一番売れているケータイメーカーSHARPが作ってるDoCoMoのSH903iと、Windows MobileベースのスマートフォンSoftBank X01HTである。どこに嫉妬するか、という話になるかもしれない。 - read more
10年前の理想のケータイ
2006.12.19 13:46 JST - COLUMN - OUTPUT - keitai standard (keitai)
AppleではなくCiscoの子会社であるLinksysからiPhoneという名前のIP電話製品群が登場した。AppleはiPhoneの商標を持っていなかったのだが、たぶんガジェット好きの多くが期待していたiPhoneとは別のモノとして登場したことで、Appleが出すと噂されているiPhoneは別の名前になるようだ。僕はAppleが出すiPhoneは、GSMやW-CDMAの電波を拾う完全にケータイのカタチになるのか、それともiPodベースでこれにWi-Fiを通じたIP電話機能を追加したモノなのか。僕はどちらかというと後者のIP電話ベースでも良いと思って居るんだけれど、どんなカタチになるのか、と思いをはせる部分もある。iPhone関係の話はまた明日か明後日にしておきましょう。 - read more
自動ドアの話
2006.11.14 18:32 JST - COLUMN - OUTPUT - keitai standard (keitai)
特急列車に乗っていたり新幹線に乗っていたりして、車両の入り口付近を眺めていると、人が自動ドアを通って車両に入ってくる。トーキョー近辺を走る特急はたいていそういう仕様になってますよね。ところが、ドア付近の席を陣取る客にとっては、この自動ドアはやっかいな存在だ。荷物を出そうとしたり、ちょっとノビをして腕をぐっと伸ばしたりすると、「グイーン」と反応した自動ドアが開いてしまうのである。 - read more
SoftBankの通話生活
2006.11.08 15:35 JST - COLUMN - OUTPUT - keitai standard (keitai)
先週まで、僕がMNPを適用して長年使ってきたDoCoMoからSoftBankに乗り換えた話を書いた。もちろん自分の不注意から始まった話ではあるけれど、興味のある方は是非ご覧くださいませ(ケータイ時代... - read more
水没から始まったナンバーポータビリティ体験記
2006.11.06 16:25 JST - COLUMN - OUTPUT - keitai standard (keitai)
昨日からスタートしたケータイの番号持ち運び制(和訳に違和感があるんだけれども)、いわゆるナンバーポータビリティ(MNP)のニュースが大きく報じられている中、僕は割と冷めた視線を送っていた。確かに今まで不可能だったこと(番号をそのままにして他のケータイ会社の端末やサービスが使えること)が可能になることはエキサイティングだし、もちろん可能であった方が良いと思う。 - read more
【ご意見募集】ケータイの不便について
2006.10.23 23:46 JST - IDEA - harajukuideastock - keitai standard (keitai)
今週からナンバーポータビリティがスタートしますが、ソフトバンクが料金戦争を仕掛けて、しばらくは価格競争の局面になりそうです。もちろん安く利用できることに越したことはないのですが、料金や現在の機能が横並びになるまでは、サービスの差別化が表に出にくいのではないでしょうか。段階を踏んで良くなればいいのですが、果たして何がどう良くなればいいか、と言う点を考えてみませんか。
と言うことで、私マツムラタロウが「ケータイ不便オトコ」になり、皆様からケータイの不便なところを伺い、まとめてみたいと思います。端末のデザイン、通話やテレビ電話、メール、ウェブ、カメラ、電話帳・スケジュール、おサイフケータイ、音楽機能、ワンセグ・ラジオ、GPSなど、日々使っている中で、不便だな、と感じる事について、メール、トラックバックなどでご意見下さい。いくつでも、思いついた瞬間送っていただければと思います。よろしくお願いいたします。 - read more
「ワカモノの文字盤」たるケータイ
2006.09.28 11:03 JST - COLUMN - OUTPUT - keitai standard (keitai)
腕時計を持っていないケータイ世代は、しょっちゅうケータイのディスプレイを眺めているが、多くは時計で時間を見ているのである(メールの有無も同時に見ることになるけれど)。もちろんこのときにも、デジタルやアナログの形式の時計がケータイのディスプレイの待ち受けに表示されている。「文字盤」というとアナログ時計の盤面を思い浮かべるが、現代の文字盤はケータイのディスプレイのことを差すのだろう。 - read more
日本はケータイ(利用)先進国ではなくなったかもしれない
2006.08.10 02:07 JST - COLUMN - OUTPUT - keitai standard (keitai)
取材と休暇をかねて、アメリカに旅行してきた。インディアナポリス、シカゴ、ニューヨーク、ナイアガラとツアーしてきたんだけれども、ケータイに関して、とても気になることがあった。電車の中でのビジネスパーソン、自宅にいるティーネイジャー、街中を行き交う人たち、空港の旅行客、観光地での行動など、ついついケータイを観察するクセを発揮してしまったけれど、今回は割とショックを受けた。日本はケータイを利用するライフスタイルにおいて、アメリカに突き放されてしまったのではないか、ということである。 - read more
31日23時50分
2006.08.01 23:28 JST - COLUMN - OUTPUT - keitai standard (keitai)
先日友人から、こんなメールをもらった。
「ケータイと一緒に水遊びをしてしまったので、番号とメールアドレスの変更をお願いします」
後から話を聞いたところ、ジーンズにケータイがポケットに入っているのを忘れて水遊びをしてしまったから、だそうだ。よくうっかり手が滑って水の中に落としてしまった、と言う話は聞くけれど、自分もろとも水の中に入って、結果ケータイも水没、というのは初めて聞いた。夏でしたからね、そんなこともあるのだろう。 - read more
KDDIとGREEが作るケータイSNSの未来とは
2006.08.01 00:28 JST - COLUMN - OUTPUT - keitai standard (keitai)
日本のソーシャルネットワーキング市場で2番手に付けるサービス「GREE」を運営するグリーに対して、auを擁するKDDIが出資した。ニュースリリースによると、双方のサービスや顧客、ブランド、ノウハウを生かしながら、ケータイ上でのPCとのシームレスなSNSサービスと、それを利用したデジタルコンテンツやコマースの展開を実現するための提携だとしている。 - read more
メディア体験の重要性、全く興味のなかったワンセグ
2006.04.24 14:18 JST - OUTPUT - keitai standard (keitai tv)
2006年4月1日から29都府県でワンセグ放送がスタートした。2006年内には全国へエリアが拡大するとのことだが、県庁所在地からの放送に留まり、。手の平で鮮明なテレビ放送の受信が可能な他、データ放送による文字情報を閲覧することも出来る。僕は確かにテレビっ子ではあるけれど、ここだけの話、はっきり言ってワンセグには全く興味がなかった。2005年末までは。 - read more
情報通信文化論
2006.04.18 18:55 JST - OUTPUT - keitai standard (keitai)
今年も新学期が始まってショッピングウィークも終わり、大学の授業が本格的にスタートする僕が研究員として所属している慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)でも、新学期の授業に入った。今年も情報通信文化論という小檜山賢二先生の授業をお手伝いすることになった。この授業のテーマは「多様性を学ぶ」という途方もないテーマを持っている授業ということは置いておいて、いろいろな実験を試みるクラスでもある。(続きは「CNET Japan: ケータイ時代のスタンダード」で) - read more
プッシュトークを日常利用してみる - SO902i特集
2006.04.12 18:59 JST - OUTPUT - keitai standard (keitai)
プッシュトークを試したことがあるか? という問いをいろいろな友人にしてみると、その返答はとても芳しくない。やはり新しい端末を持っている人が増えてこなければそのサービスを使うことが出来ない、という事情から902iユーザーからも「使ったことない」という感想が聞かれる。僕も902iを持っているのでその場でプッシュトークを試そうと思えば試せないこともないけれど、そこでは1:1。僕が「プッシュ・トゥ・トークの面白さとは?」で指摘した同報通信という新しいモードを経験するには至らないのだ。(続きは「CNET Japan: ケータイ時代のスタンダード」で) - read more
逆行する世界観 - SO902i特集
2006.04.05 23:23 JST - OUTPUT - keitai standard (keitai)
SO902iを待ち望んでいて、手に入れるまでずいぶん待たされた、と言う人も多かったのではないだろうか。3月21日にリリースされて、その週のケータイ端末の販売ランキングのトップ1をすぐにさらったあたり、SO902i待ちの買い控えもあったのかもしれない。爆発的に販売が伸びて、もしかしたらすぐにランキングから外れてしまうような動きをするのではないか。まあオーナーからするとそんなことはどうでもいい話だと思うけれども、SO902iの場合、更にそういう気分にさせてくれる演出がある。(続きは「CNET Japan: ケータイ時代のスタンダード」で) - read more
カメラ、モブログについて - SO902i特集
2006.03.28 17:19 JST - OUTPUT - keitai standard (keitai)
SO902iのカメラに関して。画質のレビューに関してはもっと専門の方がいると思うので、SO902iというケータイに変えてからのフォトやムービーに関する変化について記録しておこうと思う。既に50枚近くをフォトストックサービスのFlickrにアップロードしてあるので、いろいろなシーンでのSO902iをご覧頂ければと思う。 - read more
文字入力のスイッチ - SO902i特集
2006.03.24 17:56 JST - BLOGGING - OUTPUT - keitai standard (keitai)
僕はポケベルをリアルタイムで使っていなかったけれど、i-modeを使い始めてメールを頻繁に打つようになってからベル打ちを習得した口だ。ベル打ちの早さについては、jig.jpの福野さんと意気投合したエピソードを以前ご紹介した通り。その話からすると、SO902iに機種変更するかどうかは苦渋の決断が必要だった。今までのソニー・エリクソン端末ではサポートされていたポケベル入力に、SO902iは対応していなかったのだ。 - read more
機種変更の時のこと - SO902i特集
2006.03.24 17:52 JST - BLOGGING - OUTPUT - keitai standard (keitai)
ソニエリファンが待ちに待ったFOMAであるSO902iということもあって、絶対に手に入れたいと思ったら、やはり朝早起きして並ばなければならない。ケータイを買うのに早起きして並ぶのもちょっとどうかと思うけれど、これだけ待ったのだから、並んででも確実に欲しいと思っても悪くないんじゃないか。ということで東京は新宿西口のヨドバシカメラに朝8時45分頃に行ってみた。記憶している限り、ここが一番速く店を開けると思ったので。開店の45分前だ。その状況はいかに。 - read more
SO902iに機種変更した
2006.03.24 17:47 JST - BLOGGING - OUTPUT - keitai standard (keitai)
手前の話で恐縮ですが、今日機種変更をしてきた。N901iSからSO902iへの機種変更だ。今までFOMAではパナソニックモバイル、シャープ、NECといったメーカーを使ってきたので、最近の、というよりは第3世代ケータイのソニー・エリクソン端末を使うのは初めてだ。NTTドコモのFOMAで初めてのソニエリ端末。このケータイは3月10日に発売されるとアナウンスされていたが、延期されて3月21日のリリースとなった。 - read more
ストレート端末がなぜ少なかったか? - ケータイの形態音(2)
2006.03.24 17:45 JST - OUTPUT - keitai standard (keitai)
ケータイの形を音で表現している、と言う話の続き。最近周りでウィルコムのWindows Mobile搭載端末W-ZERO3を購入している人をよく見かける。筐体のほぼ全てが画面でPDAのようなスタイルなので、「パカパカ」という擬音はつかないだろうなと思っていたが、そうでもないようだ。 - read more











松 村 太 郎