COLUMN | WORK
Do you have a cast? - 神南24時間インターネットテレビに参加しました
by TARO MATSUMURA - 2009.08.30 15:55
2009年8月28日から29日にかけて放送された神南24時間インターネットテレビ。今年は神宮前のWhite Roomをスタジオに開催された。この中8月28日23:00〜24:00の「ヤマワキサトシの音学夜話」のゲストに出演してきた。その日の朝方に出されたテーマ「晩夏」にぴったりな曲を5曲ずつピックアップするという企画。
この神南TVはずいぶん昔から見ていたネット放送だった。
最近はネットブック、イーモバイル、Ustreamという非常に安価で簡単に、しかもモバイル環境でどこからでもライブ放送が可能な環境が整っている。しかし神南TVがスタートした2001年って、どんな時代だっただろう。ちょうど僕は大学3年生。Macに乗り換えたばっかりの頃だ。
当時からパーソナルメディア(当時は個人メディアと呼んでいた)に興味を持ち、ケータイ、ネットラジオを研究していた僕は神南TV楽しんでいた一人だった。
僕の2000年のネット環境は、アナログモデム下り56kbps。市内通話が月額固定1800円になるテレホーダイで23:00以降にプロバイダの回線を取り合い、IRCチャットやICQで仲間と夜な夜なチャットをするのが日課だった。
一方大学のキャンパスは2000年頃から11Mbpsの無線LANがキャンパス中に設置され、キャンパス内の池の畔にある長い斜面の芝生ですら、ウェブやメールが楽しめる環境だった。まさに現在のイーモバイルやdocomoの通信モジュールを使って街中で実現しているような環境である。
今や光ファイバーが家庭にまで伸び、ワイヤレス系も月額5000円前後で7.2〜40Mbpsの常時接続環境で手に入る。しかし当時は、自宅でアクセスするインターネットと、学校で体験するインターネットは全く違うモノだった。
学校ではReal Producerを使ったストリーミングも手軽に実験できたし、受信側もキレイに画像を見ることが出来る。しかし自宅からではマシンパワーとともに回線速度がネックになって、それは難しかった。そんな背景の中でもネットを使った個人放送に興味があり、また神南TVがなぜ続いているかを考えると、純粋にネット放送は楽しい行為なのである。
インターネット放送でスポンサーがついてるわけでもない。キャストしたいという欲求と楽しさが突き動かしているのである。当時は無謀、現在は無駄にも映るこの番組に、文化が帯びる感覚だ。それはテレビに出る感覚とは違う、メディアを一時的にでも持つ非日常の体験は祭りだった。
だからネットブックでだだ漏れしたくなるのも無理はない。毎日やっていると非日常だとか祭りという意識は薄れてくるが、一方で楽しさは残り続けているように感じている。
ちょうどここ数日は、ビジネスブレイクスルー大学のオープンキャンパスをUstreamで実施し、Snow Leopardの発売をTwitterとYouTubeでフォローし、そして神南TVに出た、普段と違うインターネットへの関わり方が充実した。
もうちょっと経験を貯めていった上で、いったい何が起きているのか、何が出来るのか、暖めたいと思う。
Author
松村太郎 Taro Matsumura
ジャーナリスト・企画・選曲。慶應義塾大学SFC研究所上席所員(訪問)。ビジネスブレイクスルー大学講師。テクノロジーとライフスタイルの関係を探求。モバイル、ソーシャルラーニング、サステイナビリティ、ノマドがテーマ。スマートフォンに特化した活動型メディアAppetizer.jp編集長。 read more & contact
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